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経理 30代の転職成功事例

ベンチャーに転職するも失敗。経理の第一線に戻るために転職

A.Sさん 30代 男性のイメージ

A.Sさん30代男性

転職前
  • 勤務先ITベンチャー企業
  • 職 種経理マネージャー候補
  • 年 収510万円
転職後
  • 勤務先金型メーカー
  • 職 種経理
  • 年 収430万円

POINT転職成功のポイント

  • 経理スキルの幅を広げるために上場企業への転職を希望
  • 職場環境については、前々職と似た会社を模索
  • 培ったスキルをさらに上積みできる会社に転職

ベンチャー企業のスタイルとのミスマッチ

A.Sさんの前職はITベンチャーでした。A.Sさんはこの会社に転職後、わずか数カ月で転職を決意されました。理由は、経理部門のマネージャー候補として入社したものの、人員過多によって担当業務がない状態が続いたこと。A.Sさんは、実務を通してご自身の能力を高められる環境を求めていました。

ただこのケースでは、前職の会社が必ずしも悪いわけではなく、ミスマッチが原因と考えています。ベンチャー企業では、往々にして自ら仕事をつくり、取り組んでいくことが求められます。このことが、A.Sさんの働き方に合っていなかったと考えられます。ITベンチャーの前に約7年間勤められたメーカーでは、与えられた課題があり、それに対して着実に取り組むことで成果を上げていく働き方が求められる会社のようでした。A.Sさんは、その前々職のスタイルが自分に合っていることを、ベンチャー企業勤務を経て認識されたのではないでしょうか。

これまでの経験を土台にしつつ、新たな経験も積める会社

そこでご紹介したのが、転職先となった金型メーカーでした。その会社が求めている経理スキルや業務内容は、A.Sさんが前々職の会社でやってきたこととほぼ一致していました。加えて上場企業であり、海外連結決算など新たな経験を積むこともできます。また、将来的にはマネージャー職に就ける可能性があることも、A.Sさんの希望と合致していました。A.Sさんにとっては、前々職の会社で培ってきたスキルを土台にしつつ、上積みをしていくことができる会社になります。

1次面接が終わった後、業務内容などについて食い違いがないかお聞きしたところ「前々職の会社でやってきたことと変わらないと思うので大丈夫だと思います」と、安心して働きながらスキルを高めていけることを感じておられました。

一方転職先企業の方も、1次面接の時点でA.Sさんを即戦力として高く評価しているご様子でした。その後も最終面接まで順調に進み、A.Sさんは内定を得ることができました。

次の職場では、じっくりとスキルを磨きキャリアを積み重ねてほしいとアドバイス

A.Sさんはまだ31歳と年齢は若いのですが、前々職の会社で税務申告や連結決算といった豊富な経理経験をお持ちでした。こういう方は転職市場では高いニーズがあります。実際にA.Sさんには50社ほどご案内しました。

A.Sさんのような方に対しては、前職までのキャリアを生かしながらスキルアップができる会社をご紹介できることが、エージェントとして大切になります。A.Sさんのケースでは、年収こそご希望の額に届きませんでしたが、最も大切なことは達成できたと感じています。

A.Sさんには、前職を数カ月でお辞めになり、また転職回数も多いことから、内定後に「ご自身の今後のキャリア構築のため、少なくとも5年は働いてください」と申し上げました。A.Sさんが新しい会社で腰を据えて働く中で、未来につながるスキルやキャリアを積み上げていかれていることを期待しています。

柴又 彬のプロフィール

担当エージェント

柴又 彬 Akira Shibamata

大学卒業後、大手予備校で300人以上の生徒指導、校舎運営、スタッフのマネジメント、採用、研修等幅広い業務に携わる。大学受験から転職というより広い視野で人生、キャリアを決定する場面で、一人ひとりの方に最良のキャリアを提案したいと考え、弊社に入社。

【専門領域】
  • 教育、学校、IT
  • 株式公開準備、ベンチャー企業

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