成長性の高い企業で働きたいという希望を実現

K.Oさん 30代 男性
公認会計士
転職前
- 勤務先 /
- 販売促進支援業
- 職 種 /
- 経理
- 年 収 /
- 650万円
転職後
- 勤務先 /
- 洋菓子メーカー
- 職 種 /
- 経理
- 年 収 /
- 650万円
POINT 転職成功のポイント
できれば地元の成長性のある企業に転職することを希望
会社側との交渉によって、当初の提示額以上の年収を実現
面接日を早く設定するように、強く会社側に働きかける
担当エージェント
大学卒業後、経理会計に特化した総合コンサルティング会社にて経理、営業に従事。その後、家業に従事したのち、一人でも多くの人が天職に就ける社会にしたいと願い弊社に入社。「転職活動は個人戦ではなく、家族、友人、そしてエージェントを巻き込んだチーム戦である」という思いを胸に、メーカーや急成長のベンチャー企業、第二創業期の企業など、さまざまな企業とのコネクションを築いている。
【専門領域】
・メーカー(電気、電子、半導体)
・ベンチャー企業、大手企業
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コラム大原大学院大学 会計研究科 教授
新工場建設に伴い、北海道内で働ける人材を募集
Oさんは北海道に住んでおり、同地を本社とする上場企業で経理部の部長職を務めていらっしゃいました。ただその会社では「やるべきことはやりきった」という感触を抱いており、転職によるさらなる自己成長を求めてジャスネットにご登録されました。転職先としては、事業に成長性があり、やりがいを感じられる企業を希望。また勤務地については北海道が一番だが、東京でもかまわないとのことでした。
そこでOさんにご紹介したのは、近年急成長を遂げているある洋菓子メーカーです。本社は東京にあるのですが、創業者が元々北海道出身ということもあり、近々道内に工場を建てることを予定していました。そこでこの新工場で経理部門の責任者を担ってくれる人材を探していたのです。また同社は上場を準備していたため、上場会社での勤務経験者を希望されていました。
まさにOさんにぴったりの案件であることからご本人に連絡したところ、すぐに「興味があります」という返答がありました。Oさんは年々北海道の経済が縮小していることに危惧を抱いており、伸び盛りの企業で働くことで、道内の経済の活性化に貢献したいという思いもあったようです。
思い切って、高い年収額を会社側に提示
ただし問題は年収でした。Oさんは前職の会社では650万円を得ており、現状は維持したいという希望をお持ちでした。しかし、その会社の提示額は500万円でした。そのため、Oさんは、会社には興味があるものの、年収面で少々迷われているようでした。
そこで私は、希望年収額として650万円を会社側に提示しました。Oさんは公認会計士の資格を持った経理関係のスペシャリストです。上場企業の勤務経験を持ち、マネージャーとしての経験も豊富です。北海道在住者でこのような人材は滅多にいません。会社側の提示額とこちら側の希望額にズレがあったとしても、会社側はOさんをぜひ採用したいと考えるはずだと判断しました。
私が会社側と年収に関する交渉を行ったのは、選考が最終段階に入ったタイミングでした。会社はOさんのスキルとお人柄を大変高く評価していました。このような最適な人材には滅多に出会えないことをお伝えし、先方の担当者も納得して、こちらの希望額を受け入れてくださいました。
選考のスピードが非常に遅く、日程調整に苦労する
今回もう一つ苦労したのが、選考のスピードが非常に遅かったことでした。応募書類の提出から面接日まで、1カ月以上も空いてしまったのです。当時同社は上場の準備を急いでおり、東京本社の経理職の募集も同時に行っていたため、そちらの業務を優先する必要があったからです。
そこで、私はOさんが不安にならないよう、こまめに連絡をとりながら、先方の担当者には急いでいただけるようお願いしました。最終的に、これ以上時間が経つのは両者にとって好ましくないと判断し、先方の担当者に電話で「この以上は本人の気持ちをつなぎ止めておくことが難しいです」と、意識的に強い口調で話しました。そこでようやく面接をセッティングしてもらうことができました。
面接は、同社の常務が出張で北海道に来られたタイミングにセッティングしました。そこで常務とOさんは意気投合。1日も早く入社してほしいという話になりました。選考の過程ではひやひやしましたが、両者にとって、ベストなマッチングができたのではないかと思っています。