「公認会計士ならではの仕事」を求めて転職

H.Nさん 40代以上 女性
公認会計士
転職前
- 勤務先 /
- 会計事務所
- 職 種 /
- 会計、税務
- 年 収 /
- 510万円
転職後
- 勤務先 /
- ディスクロージャー、IR実務支援
- 職 種 /
- 研究職
- 年 収 /
- 620万円
POINT 転職成功のポイント
公認会計士としてのスキルを活かせる専門性の高い仕事を希望
エージェントが提案した面接対策が企業側に好印象
自分ではプラスと感じていなかった前職の経験が企業に評価される
担当エージェント
大学卒業後、大手予備校で300人以上の生徒指導、校舎運営、スタッフのマネジメント、採用、研修等幅広い業務に携わる。大学受験から転職というより広い視野で人生、キャリアを決定する場面で、一人ひとりの方に最良のキャリアを提案したいと考え、弊社に入社。
【専門領域】
・教育、学校、IT
・株式公開準備、ベンチャー企業
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コラム大原大学院大学 会計研究科 教授
公認会計士ならではの力を活かせる会社を志望
監査法人から、会計事務所に転職したNさん。公認会計士としての知識や経験を活かして、コンサルティングや経営指導に携わることを希望していましたが、実際に配属になったのは、投資事業組合や合同会社の決算・税務申告業務を担当する部署でした。
もちろん決算・税務申告業務でも、会計の知識を活かすことはできますが、公認会計士でなければできない業務ではありません。そこで、もっと会計士としての能力を発揮できる職場に移りたいと考えて、当社にご登録されました。
Nさんが転職先として興味を持たれたのは、ディスクロージャーに関する支援サービスを行っている会社です。ディスクロージャーの業務は専門性が高いのですが、監査法人にいた頃の会計監査や開示資料作成の経験が活かせるのではないかと考えられたようです。
同社の求人は非公開案件であり、求める人材のハードルも高いものでしたが、Nさんはご自身が歩んでこられたキャリアや、今後のキャリア形成を理路整然と語ることができる方でしたので、私は自信を持って推薦しました。
志望動機と退職理由を混同しない
Nさんのケースでは、面接対策に最も力を注ぎました。Nさんの前職の退職理由は「会計士としてのスキルが活かせる仕事ではないから」というものでした。ただ、前職で携わっていた決算や税務の仕事が公認会計士としての力を発揮できない業務というわけではありません。面接時はそこにフォーカスするのではなく、転職先で自分の知識や経験をどのように活かせるか、活かしていきたいかを中心に話すようアドバイスしました。その方が前向きな話ができますし、相手への好印象につながることにもなります。Nさんもこのアドバイスに納得され、面接本番では今後どのように会計士のスキルを活かしていきたいのかを明瞭にお話しされたようです。
また、面接担当者は私の良く知っている方でしたので、Nさんに人柄などの情報をお伝えしました。
公認会計士としてのスキルとともに、前職での経験も評価
一次面接が終わった時点で、企業はNさんのことを高く評価し、すぐに「ぜひ入社いただきたい」とのご連絡をいただきました。その際、入社後のポジションや任せたい業務についても具体的な話がありました。投資事業組合の経理の経験を活かして、REIT(不動産投資信託)に関するセクションで働いてほしいとのことでした。
さっそくそのことをNさんにお伝えしたところ、公認会計士としてのスキルはもちろんのこと、前職での経験も評価してもらえたことを非常に喜ばれていました。そして最終面接を経て、すぐに正式な採用が決まりました。年収面でも満足のいく提示がありましたので、Nさんも納得のいく転職になったのではないでしょうか。
その後先方の担当者からは、非常に優秀な方で配属された職場で活躍されているとのご連絡をいただいています。この案件では、Nさんの志向性に合致した会社をご紹介できたことと、面接時にNさんが「自分のスキルや経験をどう活かし、会社にどんな貢献ができるのか」を志望動機として明確に説明できたことが、成功の要因ではないかと思います。