年収よりも事業会社での連結決算のチームリーダーを選択
N.Iさん40代以上男性
転職前
- 勤務先大手監査法人
- 職 種会計監査
- 年 収1000万円
転職後
- 勤務先小売業
- 職 種連結決算
- 年 収700万円
ご実家が卸売業を営んでいるIさん、大学の商学部を卒業後は家業を継がずに別の卸売業会社に入社し、経理課に配属されて出納業務や月次決算業務を担当していました。
ところが1年半後にご実家の事情で家業を承継することになり、在庫管理、受発注管理、顧客管理、営業、配送、月次決算まで事業全般に従事。
従業員に対するコスト削減意識の周知の徹底や、地域密着型の展開による顧客との信頼関係の構築など、9年以上にわたって取り組みました。
そんな中、会社を会計的見地から把握するために専門知識を習得しようと、公認会計士を志すようになったそうです。
仕事と並行して試験勉強に励んで見事公認会計士試験に合格し、これを機に退職して大手監査法人に入所しました。
監査法人では、一般事業会社、地方銀行、学校法人、公益法人、財団法人、鉄道会社、電力会社など最大11社の金商法・会社法監査を担当。
多くの業種業態のクライアントに関与したことで、「それぞれの会社に即した監査手続きにも精通し、会社の資料を鵜呑みにしない厳しい目を養うことができた」とおっしゃいます。
6年目からはインチャージとして株式上場支援にも携わり、予備調査による課題抽出、連結決算作業体制に対する会社への指導、内部統制構築支援や証券取引所提出書類の作成支援を通じて、飛躍的にスキルアップされました。
40代に入ったIさんは「より顧客の目線に立って税務のスキルアップを図り、新たなキャリアに挑戦したい」と考えるようになり、転職することを決めました。
実家の会社を継ぐ気持ちはなく、定年まで勤めたいと願うIさんに、担当エージェントは小売業の一般事業会社をご紹介しました。連結決算のメンバーに欠員が出たことによる募集で、リーダーとしてのポジションを期待されていました。
会社側は公認会計士の採用には乗り気でしたが、これまで公認会計士を採用したことがなく、「ハードワークが当たり前の監査法人から入ってこられた場合、部下に対して厳しく接すことで部下が付いていけないのでは」との心配もあったそうです。
インチャージとしての経験も豊富なIさん、「チーム全員で協力してゴールを目指すのが私の信条です。部下に強要したことは一度もありませんし、自分で言うのもなんですが、チームのメンバーからクレームが来たこともありません」。
会社側はIさんのスキルと人物面ともに納得し、採用が決定しました。公認会計士としても事業会社の役員としても指導経験を持つIさん、今後は連結決算チームのリーダーという立場からマネジメント能力を発揮されることでしょう。
A.Aさん 40代以上
女性 公認会計士
Y.Mさん 20代
男性 公認会計士
T.Sさん 30代
男性 公認会計士
I.Rさん 40代以上
男性 公認会計士
S.Sさん 40代以上
女性 公認会計士
Y.Tさん 20代
男性 公認会計士
H.Kさん 30代
男性 公認会計士
T.Eさん 20代
男性 公認会計士