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経理 30代の転職成功事例

倒産と介護によるブランクを乗り越え上場企業に転職

S.Eさん 30代 女性のイメージ

S.Eさん30代女性

転職前
  • 勤務先金属メーカー
  • 職 種経理
  • 年 収380万円
転職後
  • 勤務先不動産業
  • 職 種経理
  • 年 収380万円

POINT転職成功のポイント

  • 上場基準での経理業務に携われる会社へ転職を希望
  • 高い成長志向を発揮できるベンチャーに狙いを定める
  • ブランクに関係なく能力重視で社員を採用している会社を紹介

職を離れた1年間のブランクがハンディとなる

Eさんは大手上場企業の連結子会社で12年間ほど経理職として働いていましたが、会社の倒産によって退職を余儀なくされました。お父様の介護もあったため、すぐに勤めることはせず介護に専念。それから約1年後、介護に区切りがついたため、就職先を求めて当社にご登録されました。

Eさんは、前職では上場基準での経理業務に携わっており、IFRS連結決算業務や税務申告業務の経験もありました。そこで、そうした経験を生かせる上場企業を希望。また、成長志向が高く「新しいチャレンジができ、能力を伸ばしていける環境で働きたい」と考えていました。Eさんの経験やスキルがあれば、本来は、転職によって希望をかなえることはそれほど難しくないのですが、1年間のブランクがハンディでした。会計基準の変化などをキャッチできていないことが、企業にとって「即戦力」とは映らなかったようです。

成長志向の高い人はベンチャーが肌に合う

そんな中、私が紹介したのは、数年前にマザーズ上場を果たしたベンチャー企業です。同社では、Eさんのように介護や子育てなどでしばらく職を離れていた方でも、もともとのスキルやコミュニケーション力が高ければ、積極的に採用していく方針を採っています。また急成長を遂げている会社であり、スタッフレベルの社員にも裁量権を与え、責任ある仕事を任せています。成長志向の高いEさんのニーズに合致した会社でした。

Eさんには、同社が新卒社員向けに出している採用パンフレットを渡しました。Eさんはこれを読み、起業から現在に至るまでの会社の歩みや社風にすっかり共感し、強い興味を抱きました。

会社のことを入念に調べて面接に臨む

一方会社側も、Eさんの応募書類を見て高い関心を示し「スキルや経験に関しては申し分ありません。面接では人柄を見させていただきます」という返答でした。

ただ、Eさんはあがり症で、面接に不安を抱えていました。そこで私は、対策として、想定される質問や面接官に関する情報などを提供。事前に面接を具体的にイメージして、対策を練ることで、不安を払い去ることに努めました。

面接の結果は上々でした。1次面接後すぐに、担当者から「すぐにでも2次面接の場を設定したい。今日でも構わない」という連絡がありました。Eさんの予定と合わせ、翌日、社長との1対1による2次面接が行われることに。2次面接も難なく済み、Eさんは内定を得ました。Eさんが事前に採用パンフレットを読み込み、会社のことを把握した上で面接に臨んだことが、高く評価されたようでした。

1年間のブランクというハンディがある中で、Eさんの希望に合致した転職先を紹介できてとても良かったと思っています。

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