30歳を過ぎて、証券会社から大手監査法人に転職

F・Hさん  30代  男性  
公認会計士

転職前

勤務先 /
証券会社
職 種 /
経理
年 収 /
630万円

転職後

勤務先 /
監査法人
職 種 /
監査
年 収 /
550万円

POINT この転職のポイント

30歳で公認会計士試験に合格し、監査法人への転職に挑戦

監査未経験だが、証券会社での職務経験をアピールポイントにする

質問の受け答えなど、きめ細かな面接指導で内定を獲得

未経験でも大手監査法人に転職可能

Hさんは勤めていた証券会社を辞め、30歳で公認会計士試験に合格、監査法人への転職を目指していらっしゃいました。しかし当時は買い手市場だったこともあり、資格を武器にしての監査法人への転職は果たせませんでした。やむなくHさんは、また別の証券会社に転職し、そこで経理の仕事に携わっていました。

しかし、2015年ごろから売り手市場へと変化し、監査法人も「未経験者であってもポテンシャルがあれば採用したい」という考え方になりました。Hさんはその時点で33歳。一般的に35歳を過ぎると転職のハードルは高くなります。監査法人へ転職するラストチャンスをつかむため、ジャスネットにご登録をされました。
Hさんは、中堅クラスや大手クラスの監査法人を希望されていました。私は、日ごろから規模に関わらず、監査法人の採用担当者と情報交換を密に行っていたため、ある大手監査法人が人手を必要としていることを把握していました。さっそく、その採用担当者に連絡を取り、Hさんの経歴とお人柄をお話ししたところ、「最終的に内定を出せるかどうかは五分五分ですが、一度面接でご本人に直接会いたい」という返事を得ることができました。

これまでのキャリアで強みにできる部分をアピールポイントにする

Hさんの転職市場での弱みは、これまで監査法人で監査業務に携わった経験がなく、年齢も30代前半に達していることでした。一方で強みは、コミュニケーション力が高く協調性があることです。監査業務はチームを組んで行いますから、こうした能力は不可欠になります。Hさんが受けられた大手監査法人も「同僚と一緒に仕事ができないタイプの人は、どんなに優秀でも採用しない」ということを普段から明言されていました。

Hさんのもう一つの武器は、長らく証券会社にお勤めになられていたことです。監査法人には金融部に証券会社担当というセクションがあります。この部署で働く人は、当然証券会社特有の事情に精通している人が望ましく、Hさんが前職で得た知識や経験が役立ちます。そこで面接では「証券会社での勤務経験を生かして、監査でも証券会社を担当したい」ということをアピールすることにしました。

面接のときには、はっきりと断定的に話すようにアドバイス

面接本番に向けては、2時間程度の時間を設けて、事前の対策を練りました。Hさんはお人柄は素晴らしいのですが、いささか気が弱そうに見えるところがありました。その点が目立ってしまうと、先方は「本当にこの人に仕事を任せることができるだろうか」と不安を抱いてしまいます。そこでHさんには、話すときには「私はこう考えます」「私はこうしたいです」といったように、断定的な表現ではっきりと意思表示するようにアドバイスしました。面接官への目の配り方や声の出し方についても、具体的に指導しました。 また、Hさんが受ける監査法人には、当社はこれまでたくさんの方を紹介してきたこともあり、面接時にどのような質問をされるのかおおむね把握しています。そこで質問の内容や、どう答えるべきかについてもアドバイスをしました。

面接対策の甲斐もあってHさんは先方から高評価を得ることができ、無事内定にこぎ着けました。少し遅めの監査法人デビューとなりましたが、今も一生懸命働いておられることと思います。

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青山学院大学 名誉教授 大原大学院大学 会計研究科 教授 博士(プロフェッショナル会計学)

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