年収アップを求め四大監査法人から四大監査法人へ
T・Yさん30代男性
転職前
- 勤務先監査法人
- 職 種会計監査
- 年 収970万円
転職後
- 勤務先監査法人
- 職 種会計監査
- 年 収1150万円
Yさんは四大監査法人から四大監査法人へ転職されました。職務も監査から監査という非常に珍しいケースを実現されました。ジャスネットにご登録された動機は、転職先を求めてというより、「他の四大監査法人における、自分と同等のキャリアの公認会計士の年収を知りたい」というものでした。新卒で四大監査法人に就職。同年に公認会計士試験第2次試験を突破し、4年後には終了考査に合格した非常に優秀な方です。30代前半ながら主査業務経験は約7年で、弊社にご登録時には各監査チームの統括主査の立場でした。きっとシニアマネージャーの候補として名前が挙がっていたことでしょう。
そもそものYさんのお問い合わせ内容は、自分の適性年収を知りたいというものでしたが、もし収入面でもっと高く評価してくれる法人があるのなら、転職を検討したいとのご意向でした。
個人では他社の具体的な年収を把握するのは困難ですが、各監査法人と常に情報を交換しているエージェントなら可能です。さっそく、ある法人の採用担当者に連絡を取りました。
Yさんの経歴や実績をお伝えしたところ、「そのキャリアであれば、1150万円程度の年収を出している」とのご返答をいただきました。
ただ、年収アップだけで転職先を選ぶのはお勧めできません。まずは、転職先の業務が自分のやりたいことに合致していなければ意味がありません。次に人間関係。年収はその次です。業界・業種は同じであっても、法人によってカルチャーが異なりますし、一緒に働く上司や同僚との相性も大きく影響するからです。Yさんはその点をよく理解されており、採用試験にエントリーするにあたり、その法人の仕事の進め方や雰囲気、人事評価の特徴など、さまざまな疑問を投げかけてこられました。当社が持っているその監査法人の詳細な情報をご提供してそれに答え、それでも解決しない疑問は、私の方から監査法人に問い合わせました。
Yさんが一番気にされていたのは、その監査法人には外資系企業の文化が色濃いという印象もあるため、他の監査法人から来た人間を受け入れにくい排他的な面があるのではということでした。私はその会社のカルチャーをよく知っていましたので、そうではないことを説明しました。また、一般に「外資系は人事評価が厳しく、少しでも業績が落ちると解雇される」というイメージがありますが、その法人はそうではないことも伝えました。
Yさんの場合、転職候補先をご紹介してから、面接を受けることを決意するまでに2カ月程度かかりました。転職先が本当に自分の性格に合うのか、希望する仕事内容と合致しているのかなど、慎重に判断したいという思いがあったからです。最終的には「あとは、先方の方に実際に会って判断しましょう」と背中を押し、面接に挑んでいただくことになりました。
面接に際しては想定される質問を伝え、それに対する答え方についてアドバイスをし、万全の準備で望んでいただきました。とくに年収については、まずはやりたいことを伝え、それをこの監査法人で取り組みたいという意思表示をするようアドバイスしました。その上で、年収はよいに越したことはないという程度にとどめてくださいという話をしました。
すぐに内定が出てYさんも応諾されました。Yさんは、転職先の監査法人でも前職で担当していたのと同程度以上のクライアントを担当したいという希望を持っていましたが、面接時に具体的な企業名を挙げながら、転職後に担当するクライアントを約束してくれたことが決め手として大きかったようです。
転職後、先方の人事担当者からは、「すごく優秀で助かっています」との声をいただきました。
A.Aさん 40代以上
女性 公認会計士
Y.Mさん 20代
男性 公認会計士
T.Sさん 30代
男性 公認会計士
I.Rさん 40代以上
男性 公認会計士
S.Sさん 40代以上
女性 公認会計士
Y.Tさん 20代
男性 公認会計士
H.Kさん 30代
男性 公認会計士
T.Eさん 20代
男性 公認会計士