熱意で未経験の「壁」を突破して監査法人へ転職
Y.Iさん20代女性
転職前
- 勤務先IT企業
- 職 種エンジニア
- 年 収330万円
転職後
- 勤務先監査法人
- 職 種監査
- 年 収330万円
Iさんは大学卒業後、営業職として不動産会社に就職。会社では好成績を収めていましたが、1年ほど働くうちに「本当に自分がやりたいことは何か?」を考えるように。その後Iさんは、TOEICスコア900点以上という英語を生かせる仕事を探し始めます。その結果、英語と同じように今の時代に世界共通で必要とされるスキルは何かを考え、「IT」と「会計」という答えを導き出しました。Iさんは、「英語×IT」もしくは「英語×会計」の仕事を目指し、転職活動を開始。新たな職場として、IT企業を選びました。
ところがこの会社はオーナー色の強いベンチャー企業で、社風になじめずにすぐに退職する社員が多数いました。Iさんも「この会社では長く働くことができない」と判断して数カ月で退職。そこで、次に「英語×会計」の職場を目指すために、当社にご登録されました。
Iさんは地頭がよく非常に優秀な方ですが、短い期間で転職を繰り返していることや、業界や職種に一貫性がないことが、転職活動には不利に働きます。しかし、Iさんなりにキャリアを真剣に考えている様子がひしひしと伝わってきました。
Iさんに紹介したのは、クライアントのほとんどが外資系企業という監査法人。外国籍の社員が多く、社内では英語が公用語になっています。さらには海外にも拠点を持っているため、将来的には海外勤務ができる可能性もあります。Iさんの希望にぴったりの職場でした。
しかし監査法人側は、経理や監査の経験者を求めていました。そこで私は、先方の担当者に「未経験者ですが、とても志が高く優秀な方です」とIさんをアピール。特別に面接を設定してもらうことに成功しました。
一方Iさんは、同法人にエントリーできることをとても喜んでいました。実はIさんはIT企業に勤めていた時からUSCPAの勉強をしており、その時に知った同法人は憧れの職場だったのです。
そのためIさんは、同法人について事前にしっかりと調べ、強い熱意を持って面接に臨みました。その「熱」が先方にも伝わったようです。当初は「未経験者はいらない」と言っていた会社の採用面接をスムーズに進み、内定を得ることができました。
Iさんが短い期間で転職を繰り返していたという不利な状況を覆して、転職活動を成功することができたのは、熱意による部分が大きいと思います。私も熱意を持って先方に面接をお願いして正解でした。Iさんの活躍を期待しています。
ホテル、福祉関係の人材紹介会社勤務を経て当社に転職。エージェント職を選んだのは、転職という人生の転機に深く関われる仕事に就きたいと思ったのが理由。登録者の気持ちに寄り添いながら、ご本人の人生にプラスになる転職の実現を目指している。以前からの得意領域である福祉関係に加えて、今後はベンチャー企業などを数多く手掛けていきたいと考えている。