人柄と仕事への姿勢をアピールして転職に成功
M.Mさん40代以上女性
転職前
- 勤務先テレビ番組制作会社
- 職 種一般総務事務
- 年 収480万円
転職後
- 勤務先国際特許事務所
- 職 種一般総務事務
- 年 収420万円
テレビ番組の制作会社で、10年近くにわたって経理・人事・総務スタッフとして働いてきたMさん。ところが数年前より、勤めていた会社の経営が厳しくなってきました。会社からは「もう十分に貢献してくれたし、転職活動をしてもいいですよ」と告げられていましたが、何とか経営の立て直しの力になれないかと考え、転職を踏みとどまっていました。しかしいよいよ今後の生活のこともあり、転職活動を始めることにしました。
Mさんの年齢は40代前半。年齢のことを考えて、定年まで働ける転職先を希望していました。Mさんは真面目で明るく、どんな方ともうまく接することができる方で、お人柄の面では抜群です。一方業務スキルについては、よく言えば一定レベルの業務を遂行することができますが、突出したスキルはお持ちではありませんでした。 こういう方は、年齢が上がるにつれて紹介できる案件が少なくなっていくのが現実です。しかし数は少なくても、こういう方を必要としている会社や事務所も存在します。
Mさんに紹介したのは、従業員数10人程度の国際特許事務所です。同事務所では一般総務事務や特許申請などの書類の作成補助業務に携われる人材を求めていました。一般総務事務であれば、Mさんのこれまでの経験を生かすことができます。また経営も安定しており、長く働ける職場というMさんの希望を満たしていました。
同事務所はスキルよりも人柄を非常に重視しているのも特徴で、採用面接は1時間半から2時間ほどの時間をかけて、代表が応募者の協調性や自発性を見極めていきます。私は、Mさんの前職の会社での仕事ぶりをお聞きして、Mさんが強い責任感を持ち、自分で考え、創意工夫しながら仕事に臨んでいる方だと判断し、同事務所の代表の目にかなうと感じていました。
一方同事務所を紹介した当初、Mさんは法律関係の仕事が未経験だったこともあり、不安を抱いていました。そこで代表に、事務所の事業内容やMさんが担当する業務内容について、面接の際に細かく説明していただくようにお願いしました。
こうして迎えた面接本番は大成功で、すぐに内定が出ました。またMさんも、具体的な業務内容を聞いたことで「自分でもできそうだ。やってみたい」という思いが高まったようです。代表に対しても、「私のことをしっかりと見てくださいました。この代表の下でぜひ働きたいです」と好印象を抱いていました。 br> 唯一の懸念点は、年収が前職の会社よりも若干落ちることでしたが、Mさんのご家族から「良い職場だと思うから、迷う必要はないよ」という後押しがあり、同事務所への転職を決意されました。
Mさんは今、同事務所で元気に働いています。入社後に連絡を取ったところ「大変だけれど、やりがいを感じています」という返事が返ってきました。
大学卒業後、経理会計に特化した総合コンサルティング会社にて経理、営業に従事。その後、家業に従事したのち、一人でも多くの人が天職に就ける社会にしたいと願い弊社に入社。「転職活動は個人戦ではなく、家族、友人、そしてエージェントを巻き込んだチーム戦である」という思いを胸に、メーカーや急成長のベンチャー企業、第二創業期の企業など、さまざまな企業とのコネクションを築いている。