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K.S

  • 公認会計士・税理士。横浜国立大経済学部卒、経済法学研究科修了。
    証券会社や大手監査法人を経て、大手コミュニケーションアプリ開発会社の内部監査室マネージャーや上場準備会社CFOなどを歴任。東京PRO MARKETの上場審査のJQCを経て、現在は中小監査法人のパートナーに就任。
    ジャスネットコミュニケーションズ株式会社 エグゼクティブエージェント。

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原点になった大学祭の立ち上げ

高校時代、地元九州にある国立大は同級生が100人以上入学するので、それが嫌で同じレベルの大学の経済学部に進みました。経済学部と言っても、特に何か進路希望や夢があったわけではありません。

そんな私が入学して、大学時代を通じて力を注ぐことになったのが大学祭の立ち上げでした。最初は「大学祭に芸能人を呼べたら面白いだろう」なんていう安易な理由から大学祭実行委員会に入ったのですが、内部は予算も少なく人もまばら。これで大学祭を盛り上げようというほうが無理でした。

3年生になる前に一念発起した同級生5名で、大学祭改革に乗り出しました。「協賛を得るためには何をすべきか」「どんな企画をすれば人が集まるか」「他の大学の大学祭はどう企画運営しているのか」といったテーマをもって、しばらく途絶えていたイベントを復活させたり、大学祭を継続的に盛り上げる形にするため実行委員会内のルールそのものを変更したり、協賛金を得るため知恵を絞ったり。今思うとベンチャー企業の立ち上げのようでした。結果的に大学祭の再興は成功したのかなと思います。このときに実施した大学祭変革の路線は今も継承していて、私たちの大学祭改革は伝説として語り継がれています(笑)。

私の仕事の選択は、この時の大学祭での経験から始まったと思います。こうしたことを仕事にできると面白いな、企業の事業立ち上げや成長に関わることができたら、きっと楽しいだろうな、と。まだ当時はうまく言語化はできていませんでしたがこの経験がなければ今に至ることはなかったと断言できます。

大学4年生になり、当時金融機関から内定をもらっていたのですが、「このまま入行しても自分が望んだベンチャー企業の支援に携わるのは難しいだろうな」と思い、悩んだ末、内定を辞退しました。

新卒での就職活動の中で社会が求める知識やスキルが何なのか具体的に見えたのは収穫でした。この経験から、なりたい自分になるために何が足りていないかも分かったので、大学院に行って法律の勉強をすること、公認会計士の資格をとることとして、ターゲットを初めて明確にすることができました。

大学院で修士論文を書く勉強をしつつ、公認会計士試験の勉強も行う。人生で初めて本格的に勉強したと思います。5年目で晴れて公認会計士試験の合格が叶いました。

貴重な若手時代

公認会計士試験には合格したものの、監査法人の採用はちょっとした「冬の時代」に突入していました。監査法人から弾かれ、どうしようかと考えたときにふと思い出したのが、大学院時代に小耳にした話。「就職するなら証券会社の株式公開を支援する仕事もなかなかいいぞ」というものでした。こうして出会ったのが、証券会社の引受審査の仕事でした。なんとかご縁があって、証券会社に入社することができました。

この引受審査とは、その企業を上場させても問題がないかどうか、企業の作成した資料をもとに審査を行う仕事です。証券会社時代に企業を見る目は養われたと思います。

私のいた証券会社は、主幹事証券会社としては規模が小さく、業界の新参者。他の大手・中堅証券会社で上場を断られた企業がたくさんやってくる状態でした。
先輩や上司はその道で何年も経験している上場のプロなので、ちょっと書類を見ると「この企業は厳しいだろう」「この点を改善すれば上場できる」というポイントが分かる。けれど、当時の私は何もわからない。山積みされた資料を前に、先輩に自分なりに把握した課題点をあげてしょっちゅう突き返されていました。

この構図は、IPOという市場全体で見てみると、私がいる証券会社に断られてしまうと当時の日本では上場する目はないということを意味していました。
つまり、私が上場を断れば、その企業は日本国内で上場をあきらめなければならない。これから経験を積まなければいけない立場なのに、ある意味「番人」のような役割を担う形になっていました。こうした企業に対応するにはこちらも真剣に取り組まなければならず、今振り返っても非常に貴重な体験をさせてもらったと思っています。

その後、大手監査法人に転職をすることになります。証券会社にいるときに、よくお客さんから「どこの監査法人出身ですか?」という質問を受けることが多かったのも監査法人への転職を考える契機になりました。
当然上場企業の監査を行うことになるのですが、4年目を過ぎたときにIPO部門に携わりつつ、IT監査部に出向しました。アクセス管理やシステムの改修がちゃんと行われているのか、企業としてITの統制はできているのか。IT無知の私は専門家の指導を受けながらひたすら勉強の日々でしたが、ベンチャーに関わる仕事をするのにITを知らないというのはあり得ませんからね。

監査の仕事は地味でつまらないということを言う会計士はたくさんいます。しかしながら、その後のキャリアを振り返ると監査の経験は貴重でした。公認会計士がアドバイザリーサービスをできる所以は監査を実施したことがあるというところにあるかと思います。

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やりたい仕事は全部できた

監査法人に属して5年程たった頃、内部統制報告制度(J-SOX)による公認会計士の需要増が落ち着き、監査法人は人余りの時代になっていました。IT監査部の出向から戻ったら、IPOの部門がなくなっていたんです。ある程度監査法人での経験も積めたと判断し、ここで再び転職を決断。転職エージェントの利用を決めました。

それまで、私の中には偏見がありました。転職先は自分の人脈で見つけてこそ一人前、という考え方です。でもよくよく考えてみれば、自分の視野や行動範囲は限られているし、自分で次の就職先を見つけられたとしても、そこで長く働き続けられるかどうかは分からない。自分の知らない新たな選択肢を提示してくれるのが転職エージェントなんだなと、思うに至りました。

考えを変えたのは、次の転職先である大手コミュニケーションアプリ開発会社に出会えたからです。今では日本で知らない人がいないほどのコミュニケーションツールになりましたが、当時は企業が急拡大していく中でのカオスな状態。その企業が新たに立ち上げた内部監査室の1人目として入社しました。面接当時、急激に伸びていたそのアプリの存在すら知らなかったわけですから、エージェントを利用しなければこのご縁はあり得ませんでしたね。

もともとベンチャー企業の中でも、成長著しい「爆上がり」の企業と関わりたいと考えていたので、当代随一と考えられる成長企業との出会いは本当に運が良かった。内部監査の仕事を通じて、上場準備作業や内部統制の構築、キャッシュレス決済サービスの立ち上げなど、この会社の中で自分がやりたいことはぜんぶできたと思っています。その企業が上場して、最初の株主総会が終わった日の帰り道。「この会社の中で自分のやるべきことは全部やりつくしたな」と思い、次の転職を考え始めてました。
ちなみにこの会社を辞めたときには、内部監査室の人員は10名を超えていました。

次の転職先として、上場準備企業のCFO職を探しましたが、この転職が苦労しました。「公認会計士が経理をやる」ことに対して、企業やエージェントの理解が全然なかったんです。
ただ、この転職活動時の違和感が、今のジャスネットで行うべきことと繋がっているかもしれないですね。最終的に、自分の人脈で上場準備のベンチャー企業のCFOに就任することができ、当時念願だった経理業務も行うことができました。

初めて会計ソフトを操作する側に回ることになったのですが、およそ1週間もたてば十分に全体像を掴め、経理業務を回すことができていました。公認会計士のスキルを活かせば経理業務にも対応できるのに、求人を出す企業と公認会計士をつなぐはずのエージェントがそれを把握できていない。思い込みで採用を絞るのはもったいないな、と思いました。

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求職者に新たな選択肢を

その後はМ&A仲介会社のTOKYO PRO Market市場の上場審査担当を経て、独立後、中小監査法人のパートナー就任、併せてジャスネットコミュニケーションズのエグゼクティブエージェントを務めています。

上場準備企業を辞めた段階では独立も考えたのですが、CFO経験があったので、転職活動をしました。転職のために登録するとエージェントからすぐに連絡が来る。求人は引く手あまたの状況です。一方、内部監査室を辞めた段階では、エージェントから提示された求人はそれほど多くありませんでした。こうした状況を俯瞰すると、やはりエージェント側、求人側双方が会計士の能力を掬い切れていないと実感しました。

公認会計士としてエージェントと登録者の面談に同席することもありますが、登録者の話を聞いていると、公認会計士の資格の活かし方、キャリアの活かし方というのは必ずしも経理部の正社員として働くということだけが答えじゃないと気付きます。求職者本人も自身の能力や可能性に気付いていないことがあるのではないでしょうか。

事業会社の経理部や監査法人の正社員だけじゃなく、非常勤の監査の仕事に加わるという選択肢もある。また、自身の経験から言えば、会計システムにそれほど詳しくない状態でCFOを引き受けた私でも、経理の業務はすぐに飲み込めました。世間では、会計士が経理の仕事をできるかどうかに対する懐疑的な見方が、先入観として存在しているという実感があります。

企業の人事・経理やエージェント、求職者自身の中に、それぞれ盲点はある。いろいろな立場を経験した自分だからこそ、彼らが気付いていない視点で意見をすることができるかなと思っています。
今後は私が自分の経歴という説得力を持って、ジャスネットを訪ねてきた人に新たな選択肢を提示していきたいと思いますね。

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