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経費精算(旅費等)の仕事内容

どんなお仕事なの?

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社員が営業活動などを行う際、交通費や出張費、交際費などの様々な支出が発生します。そのような支出を総称して一般に「経費」と言います。

このような支出は、営業活動の中で社員がいったん立替払いをすることが多く、その立替えた金額は後で社員が領収書や精算書を会社に提出することで、最終的にその社員に会社から支払われることになります。
この一連の業務が「経費精算」になります。

経費精算担当者の具体的な業務としては、社員から提出された領収書及び精算書をチェックし、支出の内容に問題がないか、精算する金額は正しいか、社内の決裁を正しく受けているか、などの点を確認します。

そしてその内容に不備がなければ、支払の担当者に精算金額などのデータを送ります。経費精算担当者が支払の担当も兼ねている場合は、社員への支払(現金、銀行振込、給与での精算など)も行います。

もう一点経費精算担当者が行う業務として、会計処理の作業(仕訳をきる、伝票を起こす)があります。社員から提出された領収書・精算書の内容から計上すべき勘定科目などを判断し、会計ソフトでの仕訳の入力などを行います。

どんなスキルが必要?

経費の支出内容から会計処理(勘定科目の判断など)をすることになりますので、一定程度の簿記の知識が必要となります。目安としては、日商簿記3級合格レベルの知識があれば良いでしょう。

また、消費税がかからない支出ではないか、交際費にあたる支出ではないか、など税務面に関わる少し難しい(日商簿記3級では出てこない)判断が必要になることもありますので、経費精算に関連する基礎的な税務知識があるとなお良いと考えられます。

仕事のやりがい、厳しさなどは?

やはり実際の会計処理(仕訳をきる、伝票を起こす)に直接携われる、という点が大きいと思います。自分が判断して行った会計処理が、最終的には会社の決算書に反映されることになりますので、まさに経理の仕事を行っているという実感を得ることが出来ます。

しかし一方で自分が行った処理が誤っていた場合、正しくない決算書が作成されることとなり、会社が法律や税金の面でペナルティを受けたり、社会的信用を失ってしまったりすることも考えられます。
経費精算は個別には小さな取引ではありますが、その積み重ねによって会社の決算書、そして活動そのものが成り立っている、ということを自覚して業務にあたりましょう。

次のステップは?

より応用的な消費税区分の判断や月次決算業務などが、次のステップとして相応しいと思います。
どちらも経費精算における会計処理とつながる点も多く、消費税区分の判断では税務的な知識を、月次決算業務では会計面の知識をより深めていくことが出来ます。