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ベテランエージェントが解説!
関西で経理のキャリアアップを目指す20代の転職事例 ~事業会社への転職~

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ジャスネットキャリア編集部

新卒で入社して数年が経ち、キャリアチェンジや転職を考え始める20代の方が増えています。

しかし、「もっと良い会社はある?」「今の自分の市場価値は?」「転職せずに現職にとどまるべき?」など不安も多いものです。また、SNSやネットでの情報収集が一般的になっている一方、情報の信頼性に不安を感じる方も多いでしょう。

そんな時に頼りになるのが、転職エージェントの存在です。今回は、関西の経験豊富なエージェントが実際に手掛けた転職事例をもとに、成功のポイントや転職活動の参考になる情報をお届けします。転職活動の参考にしていただければ幸いです。

目次

■ ケース1 経理スキルの幅を広げたい20代女性

■ ケース2 年収アップを目指す20代後半の男性

■ ケース3 経理スペシャリストを目指す20代後半男性

■ まとめ

■ ケース1 経理スキルの幅を広げたい20代女性

現職:大手上場メーカー(経理3年目、支払い業務担当)
希望:経理の業務幅を広げ、スキルをアップしたい

(1)転職相談の背景

この方は新卒で業界大手のメーカーに入社し、経理部で3年目の業務経験を積んできました。

担当は主に入金処理や買掛金の消し込み、手形の振り出し、期末の残高確認、監査法人の対応など幅広くこなしており、さらに派遣社員の指導も任されています。しかし、現職では支払い業務が中心であり、「業務の幅を広げたい」という強い思いが転職を考えるきっかけでした。業務がルーティンワーク化し、このままでは将来に不安があることも理由の一つでした。

(2)ジャスネットのエージェントの提案

現職での人間関係などに不満はないため、まずは、現職で上司に相談をし、希望する業務ができないのかどうかを相談するようアドバイスしました。もし現職で希望が叶えば、転職せずともスキルアップが可能になるからです。

また、エージェントは、20代前半という若さながらルーティン業務でもミスが少なく、納期も守る優れた対応力があること、Excelを活用した業務改善に積極的である点、派遣スタッフの指導をしていることなどから市場価値が高いと判断しました。

(3)求人の紹介と結果

ご本人のスキルと希望を踏まえ、性格も考慮したうえで、希望に合う上場企業の求人をいくつかご紹介しました。

最終的には、先に述べた通り上司に相談をし希望が叶ったため、現職でのキャリアアップを続けることになりました。

<エージェントの評価ポイント>
  • 納期厳守とミスの少なさ
  • Excelを活用した業務改善に積極的
  • 新卒3年目にして派遣スタッフのマネジメントも担当
<ご紹介企業>
  • 上場企業で、簿記2級を活かせる経理実務(月次・年次決算)の求人

■ケース2 年収アップを目指す20代後半の男性

現職:メーカー営業職から経理職へキャリアチェンジ(2年目)
希望:結婚を機に年収アップと経理スキルの向上

(1)転職相談の背景

この方は新卒で商社の営業職に就き、4年間の営業経験を積んだ後、経理職へキャリアチェンジ。現在は経理職として2年目で、月次・四半期・年次の決算業務、さらには連結決算業務なども担当しています。営業職時代から数値分析が好きで、営業成績も好調。今回は「結婚を控えて年収アップとスキル向上のため上場企業へ転職したい」とのご相談でした。

(2)転職のポイントとなった「年収」

この方は同年代と比較して給与は良い方でした。営業職での経験と成果、コミュニケーション力、主体性、ストレス耐性などから、転職市場でも選択肢の多い方でしたが、年収アップが大きな条件であるため、選択肢が限られる面もありました。

年収はあくまでもご本人の能力と応募先企業の給与テーブル等も考慮され決定されます。

転職をすると周囲の人間関係、仕事の進め方等は一変するものです。それらに対応し、パフォーマンスを発揮できるかどうかは未知数であるため、どうしても企業側から提示される初年度年収は、抑えがちになる傾向も強いです。

このこと踏まえ、3年先までを見据えた年収プランニングが必要です。エージェントはその点を説明し、「目先の年収ではなく長期的なスキルアップで年収を増やすこと」を考慮するよう提案しました。

(3)求人の紹介と結果

現状の年収や自分が納得できる社風や事業内容なども勘案し、さらなる成長が見込める上場企業を紹介。希望に合致する企業に内定し、無事に年収とスキル両面のアップが叶う転職に成功しました。

<エージェントの評価ポイント>
  • 営業職で培った高いコミュニケーション能力
  • 経理2年目ながら入力~月次、四半期・年次決算、連結、資金繰り管理等までを経験
<ご紹介企業>
  • 現状より年収・スキルともにアップできる上場企業

■ケース3 経理スペシャリストを目指す20代後半男性

現職:大手保険会社の経理(連結決算、開示、監査対応等を担当)
希望:多くの経理実務経験を積み、スペシャリストになりたい

(1)転職相談の背景

この方は新卒で大手保険会社に入社し、4年間で連結決算、開示、監査対応、海外子会社対応を経験。20代後半で課長補佐に昇進し、2名の部下のマネジメントも任されています。

現職で高く評価されており、キャリアアップも早いのですが、経験もあまり積んでいない中でのマネジメント職ということで、ご自身のスキルに不安を持っておられました。ご本人は「スペシャリストとしてスキルを深めたい」という希望から、転職を検討していました

(2)ジャスネットのエージェントの懸念

20代後半で課長補佐というポジションであることから年収が高水準であったので、転職をする場合、年収が大幅にダウンする可能性があるという点をエージェントは懸念をしました。

ただ、ご本人は「現在の年収は現職での評価であって、転職先での年収にはこだわらない。希望するキャリアに繋がる仕事が第一。あとは自分の努力でなんとかします」というスタンスを明確にしていました。

こういったご本人の意欲を重視し、スキルを活かせる求人をご紹介しました。

(3)求人の紹介と結果

紹介先からは「キャリア形成がしっかりしており、転職理由が明確」との評価を受け、ほぼ全ての企業から内定を獲得。年収面については、「過去に囚われず新しい会社に合わせていく、また、今後自分の努力で上げていく」という考えだったことも、企業側から高評価を得ました。

結果的に、希望通りのスペシャリストとしてのポジションに転職が決まり、年収も大幅にダウンせずに新天地でのキャリアをスタートしました。

<エージェントの評価ポイント>
  • 経理業務での実績(連結決算、開示、監査対応等)と20代でのマネジメント経験
  • 明確な転職理由と入社後に年収を上げていく意欲
<ご紹介企業>
  • 上場企業の経理スタッフ職

■ まとめ

このようにジャスネットでは、お一人おひとりの状況にあわせたサポートを提供し、よりご満足いただける転職を支援しております。

今までの経理の経験を活かし、これからのキャリアパスまで考えた求人をご紹介させていただきますので、まずはお気軽にご相談ください。

プロフィール写真

ジャスネットキャリア編集部

WEBサイト『ジャスネットキャリア』に掲載する記事制作を行う。
会計士、税理士、経理パーソンを対象とした、コラム系読み物、転職事例、転職QAの制作など。

編集部メンバーは企業での経理経験者で構成され、「経理・会計分野で働く方々のキャリアに寄り添う」をテーマにしたコンテンツ作りを心がけていてる。