CaN International Group
海外実務経験豊富なプロフェッショナルが、クロスボーダーの経営課題を解決する国際会計事務所海外ビジネスを会計・税務で支援。クライアントとの対話から、“最適解”を導き出す
CaN International Group
CaN International税理士法人
マネージャー 公認会計士
久野 晃士
得意の数学を生かし公認会計士資格を取得、新卒で外資系監査法人に就職
— これまでのキャリアについて教えてください。
物理など数字を扱う教科が好きだったこともあり、大学は理学部に進学しました。世界経済の仕組みや動向に興味があったことや、幅広い視野を持ち人の役に立てる仕事をしたいと考え、数学の力を生かすことのできる公認会計士資格の取得を目指すことにしました。 合格後は他の会計士と差別化を図るため、英語を使って海外業務ができる会計士になりたいと考え、フランス系と日系の国際会計事務所が合弁で設立した監査法人に入所することに決めました。当監査法人は、パートナーの半数が外国人で、初めての直属の上司もフランス人でした。初めての監査業務で、外国人との英語でのコミュニケーション、英語での監査調書の作成と、非常にチャレンジングな環境でした。日本人の同僚に助けてもらいながらも、会計監査やIFRS導入コンサルティングなどの業務に従事しました。 その後、同グループのインドネシア拠点に移籍し、ジャカルタに駐在しました。ここでは日系企業のインドネシア進出支援を中心に、現地の会計・税務コンサルティング、監査サポート、M&Aの財務DD等の業務に従事しました。初めての海外勤務であり、人種も宗教も言語も違う環境だったのでとても大変でした。それでも粘り強くコミュニケーションを取ることで現地従業員等との信頼関係を築きながら、業務を進めていきました。彼らと食事に行ったり、イスラム教の結婚式に参加したり、社員旅行でタイに行ったりしたことはとても良い思い出です。
— その後、事業会社への転職のきっかけ、経緯についてお聞かせください。
企業を外からサポートする仕事を続ける中で、「企業を中から見てみたい」という気持ちが徐々に強まっていき、ご縁もあって株式会社サイバーエージェントに転職しました。同社では経理部に籍を置き、海外子会社の管理・決算、開示業務などに携わりました。
事業会社での業務を通じて、事業会社の仕組み、意思決定の流れ、事業会社のスピード感、業務効率化への考え方などを知ることができ、現在のクライアントへのサービスに繋がる本当に貴重な経験になりました。仕事にはやりがいを感じていましたが、海外業務や専門性という軸からさらなる成長機会を考えていたところ、前職のOB会の席で、CaN International Groupの代表である大久保と出会いました。
大久保や他のメンバーと意見交換をするうち、実際に外国人と働きその多様性や幅広い視野に触れ、また東南アジアなどの成長著しく熱気に包まれた環境に魅了されていた自分の気持ちや、海外で雇用を創り経済成長の一端を担っている日系企業の姿に誇りを感じていることに気付かされ、そのような海外進出をする日系企業をサポートしたいという思いで当社への転職を決意しました。
クライアントの真の課題に向き合う“CaN DNA”を実践し、事業を成功に導く
— 注力している業務、やりがいについて教えてください。
当社では日系企業の海外進出コンサルティング、国内外のM&A関連サポート、海外子会社の管理業務、国際税務コンサルティング、国内税務業務など幅広い業務を経験してきました。サービスラインをまたいで様々な業務に携わり、幅広い知識、コミュニケーションスキル、プロジェクトマネジメントスキルといったプロフェッショナルとして必要な知識・スキルを総合的に学び、実践していくことは、まさに私が望んでいた働き方でした。
クライアントと課題解決に取り組み、感謝されたときに大きなやりがいを感じます。たとえば、ベトナムに子会社を持つ日系企業の案件を手掛けた時のことです。現地の財務内容が把握できないという課題を解決するため、ベトナム現地に飛び調査を行った結果、財務数値の可視化に加えて、本社と子会社が把握していなかった重要性の高い税務リスク項目を検出しました。また、本社と現地とのコミュニケーションを密に取ることで、本社がこれまで財務数値を求めず放任していたことや、現地側では日本人の代表者が非常に強い権限を持ちコントロールが効かない状況等が、ガバナンス不全の要因となっていたことも分かりました。責任の所在に関してセンシティブな領域がある中で両者の意図を汲みながら問題解決にフォーカスする報告書をまとめたことで、クライアントから非常に感謝され、その後のガバナンス体制の構築及び税務リスクへの対応業務も依頼していただきました。
当社には“CaN DNA”というメンバーが大事にしている価値観があります。その中の一つに、クライアントに対して、表面的なニーズに捕らわれず、真の経営課題に向き合うというものがあります。クライアントとの徹底したコミュニケーションによって課題を抽出し、ソリューションを提供し、その結果として期待以上の成功に導く。ベトナムでの事例では、この“CaN DNA”のスタンスを実践することが成功につながったと考えています。
— 久野さんが働くうえで大事にしていることを教えてください。
無駄な経験など何一つない。むしろ多様な経験こそ自己成長に繋がる――これが私の信条です。今後も海外案件を中心に幅広い業務を経験しながら日系企業だけでなく外国企業の海外事業をサポートしたいと考えています。クライアントの成長のため、私自身の成長は欠かせません。
— なるほど。成長といった観点から現在の職場環境について教えてください。
当社にお問い合わせ頂く内容は海外業務を中心に幅広く、そのすべてをカバーするのは非常に大変であり、まだまだ勉強が必要であると日々感じています。しかし、当社の中には各専門分野において課題を解決できるプロフェッショナルがいます。深い知見を持ち、豊富な経験を積んできたメンバーの存在に助けられながらもクライアントと一緒に課題を解決していく、それができるのが当社の魅力です。作成した報告書やプレゼン資料を他のメンバーにレビューしてもらい意見を交換するなど、新たな知識を得られる機会には事欠きません。風通しも良く、切磋琢磨できる環境が当社にはあります。
— 転職活動中、または転職を検討中の方々にアドバイスをお願いします。
私の例で言うと、監査法人や、インドネシアでの駐在、事業会社など、これまでの経験を生かし、活躍できるフィールドが当社にはありました。同じように現状に満足せず、これまでの経験を生かして、更に挑戦することによって成長したいという思いを持った方には、是非当社をキャリアの選択肢の一つとして考えてもらえれば嬉しいです。
コロナウイルスの影響により、当社も今さらなる変革が求められています。今後入社する方にはコンサルティング業務に加えて、当社自身の組織運営にも積極的に参加していただきたいと思います。
CaN Internationalで一緒に企業の海外事業の成長を支えていきましょう!
PROFILE
久野 晃士Koji Hisano
CaN International Group / CaN International税理士法人 / マネージャー 公認会計士
- 1985年
- 群馬県生まれ
- 2008年
- 横浜市立大学理学部要素科学科卒業
- 2010年
- 公認会計士試験合格
- 2011年
- Mazars&SCS国際有限責任監査法人(現SCS国際有限責任監査法人)に入所
- 2015年
- SCS Globalインドネシアに入社し、ジャカルタに駐在
- 2016年
- 株式会社サイバーエージェントに入社
- 2018年
- CaN International税理士法人入社
人事の声
個々に異なる強みを活かし、共に成長していく
当社は国際業務を中心としてサービスラインの幅が広く、コンサルタントも様々な業務に関与できることが特徴です。中でも久野さんは海外駐在経験、事業会社経験を生かしてオールラウンドプレイヤーとして多様な業務に携わり、活躍しているコンサルタントの一人です。久野さんのように、何事にも真摯に向き合い、依頼や問い合わせにもスピーディーに対応するメンバーは、クライアントはもちろん、周囲のメンバーからも信頼が厚く寄せられています。
また、ゼネラリストとして臨機応変に対応できることはもちろん、スペシャリストの強みを兼ね備えた「T型人材」になることも、当社がメンバーに求めている重要な点です。案件毎、クライアント毎にメンバーがそれぞれの個々の強みを持ちよることによって、最も価値提供につながるユニークなチームを組成することが可能になります。
幅広いサービス領域とネットワークを有する当社のインフラを利用して、自身のやりたいことを実現し、共に成長していける方こそ、当社の企業風土にマッチします。現在会計事務所で勤務しており、現職のなかでプロフェッショナルとしての成長を感じづらくなっているような方にとっても当社で幅広い業務を経験するなかで、業務範囲を広げたり、特定の領域を深堀りしたりして、自身の強みや特性を理解し、伸ばしていくことができると思います。
プロフェッショナルに対しても求められる能力が多様化し、高度化し続ける、激変の時代です。当社もそのような事業環境の中でチャレンジを続けています。
ぜひ一緒にチャレンジし、成長していける方をお待ちしています!
CaN International Group/CaN International税理士法人/ディレクター 国際税務担当/山岡 靖