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APアウトソーシング株式会社

給与・社会保険・会計・経理アウトソーシングサービスをバイリンガルで提供

主に外資系企業の経理業務を代行。スムーズな日本進出の後方支援をしたい

APアウトソーシング株式会社 アカウンティング・サービス スーパーバイザー 米国公認会計士 行木 圭一郎

APアウトソーシング株式会社
アカウンティング・サービス
スーパーバイザー 米国公認会計士
行木 圭一郎

一度はカイロプラクターに転身するも、再び会計の世界へ

— これまでのキャリアについて教えてください。

私が就職活動をしたのは、2000年代初頭のいわゆる就職氷河期の頃です。思うような就職が難しく、何か資格を取ろうと考えたのが、キャリアの発端でした。最初は日本の公認会計士資格を目指しましたが、なかなか時間がかかりそうだということで、途中で米国公認会計士に切り替えることに。合格後は有限責任監査法人トーマツに入所し、トータルサービス部に配属されました。

しかし、同法人は2年半で退職してしまいました。経理の仕事も知らないまま会計監査業務に就いたせいか、自分が何をしているのか、この仕事にどんな意義があるのか理解できないまま、決められた監査手続をこなす状況に疑問を感じてしまったのです。持病の腰痛も災いしました。分厚い『監査小六法』や書類、ノートパソコンを詰め込んだバッグを担ぐと歩くのも大変で、半年に1度のペースでギックリ腰にかかるほど…。

トーマツ退職後は、カイロプラクティックの学校に4年間通いました。腰痛を自分でなんとかしたい、デスクワーク以外の仕事も経験したい、という思いからです。その学校を卒業した後は、整体サロンに就職し、施術者として店舗に立ち、患者さんの施術を担当。持病の腰痛はなんとかコントロールできるようになりました。

— そして2015年にAPアウトソーシングに転職。経理、会計、税務、給与および社会保険に関するアウトソーシングサービスを提供している会社です。

カイロプラクティックの施術者としての私は、患者さんとの対話が苦手で、リピートのお客様をつかむことがなかなかできませんでした。苦手なことを続けるよりも、得意なことを。そう考えて、もう一度、会計の世界に戻ろうと考えたのです。そして転職活動を始め、出合ったのがAPアウトソーシングでした。

先ほど「経理経験がないせいで、トーマツ時代は会計監査の意義を感じられなかった」と申し上げましたが、会計の世界に戻るなら今度は経理を担当してみたいと思いました。当社のクライアントの大半が外資系企業であることも大きかったですね。英文での業務も多く、米国公認会計士の資格を生かせると考えました。

— 転職以降の業務内容を教えてください。

私が所属している会計事業部は、記帳や支払いといった日常的な経理業務の代行が主な業務になります。最初は2社、3社を担当することから始まり、少しずつ任されるクライアント数が増えていき、最終的には10社以上を担当することに。その半分以上が外資系企業でした。当社では、こうした一連の作業を自分一人で完結できるようになると「リーダー」という役職が与えられます。私はリーダーを経て、現在は「スーパーバイザー」という役職に就いています。スタッフに対する指導や、スタッフが作成した書類のレビュー、クライアントとの交渉ごとが、主な業務です。

経理実務はまったくのゼロから学んだかたちです。もちろん、会計理論は以前から理解していましたし、トーマツでの会計監査を通じて多くの会社を見たことも参考になりましたが、経理の細かいノウハウは何も知らないも同然。そこはTACの講座などで自主的に学び、対応しました。当社はこうした自主学習に補助が出るので、助かっています。

ここはワークライフバランスを実現できる会社

— 今、どんな部分にやりがいを感じていますか?

私が担当する経理代行においては、コツコツと日々の記帳業務をこなし、間違いのない決算書をつくることが何より大切。問題なく申告が終わった時はやはり達成感があります。そもそも経理代行という業務内容が自分に合っていると感じています。あちこち外へ出かけていく仕事よりも、一つの場所にとどまり集中して何かに取り組むほうが、自分には向いていたようです。

当社の事業内容も、仕事の意義も感じることができています。外資系企業がスムーズに日本市場に進出できるよう、我々のようなアウトソーサーがバックオフィス業務全般を担う。これにより日本市場の活性化につながればと願っています。

そのほか「入社してよかった」と感じる部分を挙げると、「働きやすさ」があります。当社は本当に働きやすい。女性の割合が4分の3以上と女性が多いのは、その表れだと思います。福利厚生の充実ぶりも監査法人と比べて遜色ありませんし、有給休暇も取得しやすい。全体的に、ワークライフバランスを実現できる会社だと思います。

自分の特性を把握するため、まずは飛び込んでみること

— 御社で活躍できる人材像はどんな人でしょう?

経理業務ならば、その業務の特性上、細かい作業をコツコツ堅実にこなせる人が向いていると思います。それから、間違いを指摘された時に、素直に誠実に対応できる人。そこで「自分は正しい、自分は悪くない」と反発してしまうようだと、続かないと思います。むしろ間違いを指摘されたら感謝して、正しい数字をつくることに集中する。周りから信頼され、重要な仕事をどんどん任されていくのは、そんな人です。

— これからどんな仕事をしていきたいですか?

当社の人事制度上は、スーパーバイザーの次は「マネジャー」です。新規クライアントとの交渉などを担当する役割ですね。個人的には税務も少し経験したいとも思うのですが、現段階ではマネジャーへの昇格を目指しています。そしてマネジャーとして当社の事業を推し進めていきたい。当社はバックオフィス業務全般の包括的なサービスを提供している会社です。多くのグローバル企業に「日本に進出するなら、APアウトソーシングにバックオフィス業務を依頼するのが一番確実」と認めてもらえるよう、評価を高めていくつもりです。そんな評価が高まれば、経理のみならず、税務や給与計算のアウトソーシングもと、一括でのご契約も増えていくものと、期待しています。

— 最後に、若き会計士にメッセージをお願いします。

私はこれまで、自分が好きなこと、やりたいことを仕事にしたいと願い、模索し、ずいぶんと遠回りをしてきました(笑)。その結果思うのは、自分が得意なこと、自然体でパフォーマンスを発揮できる仕事ほど、働いていてやりがいを感じられる、世の中のために役に立っているという実感を持てる、ということです。つまり、自分のもともとの特性を生かした職業選択ができるといい。今はそう考えています。

しかし、何が自分に向いているかは、実際にいろいろ経験してみないとわかりません。となると、まずは勇気を持って、新しい分野に飛び込んでみないといけない。やってみて「ここなら無理せず、よいパフォーマンスが出せるな」と思えたら、それが自分の場所。私にとっては、当社がそんな場所でした。

PROFILE

行木 圭一郎Keiichiro Nameki

APアウトソーシング株式会社 / アカウンティング・サービス /スーパーバイザー 米国公認会計士

APアウトソーシング株式会社 アカウンティング・サービス スーパーバイザー 米国公認会計士 行木 圭一郎
1979年
千葉県生まれ
2002年3月
慶應義塾大学文学部卒業
2006年3月
米国公認会計士試験合格
2006年8月
有限責任監査法人トーマツ入社
2013年3月
東京カレッジ・オブ・カイロプラクティック卒業
2013年4月
株式会社リガーレ入社
2015年4月
APアウトソーシング株式会社入社

上司の声

APアウトソーシング株式会社 / 代表取締役 公認会計士・税理士 / 千葉 和彦

経理業務のオールラウンダーとして急成長

行木はオールラウンドプレイヤーであるのが強みですね。「監査業務はしたくない」といって入社してきたとおり、入社後から現在まで監査以外はほとんど経験したなと思います。クライアントは外資系企業が中心ですが、一方では日系企業も非営利法人も担当していますし、経理業務のみならず税務のサポートも。結果として、行木は非常に早いスピードで成長しています。当社では、こうした経験を積み重ねて入社から7年ほどで「スーパーバイザー」という役職につくことが多いのですが、行木の場合は5年でその役目を任されました。

公認会計士やUSCPAというと、まず監査業務をイメージされる方が多いと思いますが、監査だけが会計士の仕事ではありません。経理や税務に特化した会計士がいてもおかしくないはずですし、監査法人で働きながらも、監査以外の仕事に関心を持っている会計士もきっといることでしょう。もし、そんなふうに監査以外の業務でも活躍したいと考える会計士がいたら、ぜひ当社に来ていただきたい。当社のクライアント企業が外資系企業中心ということもあり、特に英語もしくは中国語に精通した会計士・税理士ならば、さらにウェルカムです。

APアウトソーシング株式会社/代表取締役 公認会計士・税理士/千葉 和彦