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株式会社アンビスホールディングス

「世界で最もエキサイティングな医療・ヘルスケアカンパニーへ」をビジョンに掲げた、
ホスピス事業のパイオニア

社会課題解決型事業かつ高成長・高収益型ビジネスモデルに共感
自走型組織を育て、時価総額の最大化を目指す

株式会社アンビスホールディングス 取締役CFO 中川 徹哉

株式会社アンビスホールディングス
取締役CFO
中川 徹哉

チャレンジングな環境と高い成長性に惹かれ、自身でも予想外の事業会社へ

— これまでのキャリアについて教えてください。

姉2人が医学の道に進んだこともあり、私も大学受験では医学部を志望しました。しかし、かなわずに東京大学の法学部へ進学。ふと思い立って会計の勉強を始めてみたところ、これが非常に面白かった。キャリアの広がりも踏まえ「会計のプロフェッショナルを目指そう!」と、公認会計士資格取得に向けて取り組み始めました。独学でチャレンジし、在学中に合格。大手監査法人に入所しました。

入所後は、バリュエーションに携わる機会が多かったことからM&Aに興味を持ち、アドバイザリー業務の道へ。そこで接点が増えたのが投資銀行です。会計デューデリジェンスの支援をするうち、この分野でよりダイレクトにと考え、モルガン・スタンレーに移ります。そして、トップを目指してニューヨーク本社へ。仕事をどんどん振ってもらえるようになり、自信も得たのですが……ネイティブスピーカーではないという言葉の壁もあった。また、グローバルでは自分と同程度の人間がゴロゴロいることも痛感しました。そして帰国後、あらためて海外のファンドビジネスを中心に転職活動をスタートすることに。いくつかのファンドから内定を得て迷っていたタイミングで、アンビスホールディングスから連絡をいただいたんです。事業会社には“1ミリ”も興味がなかったのですが。

— 転職のきっかけ、経緯についてお聞かせください。

事業会社を見る際、私は投資家の観点で企業価値を見ます。先述のとおり、事業会社にはまったく興味がなかったのですが……アンビスの分析をして、大変魅力のある数字が出て目を見張りました。また、親族も含めて私の周りの半数程度が医療業界に身を置いており、アンビスのビジネスモデルについて聞いてみると、病院完結型から地域完結型医療へと変わりゆく時代の、慢性期・終末期医療のインフラとなる可能性があり、患者・地域社会・医療関係者の3者全てに利益をもたらす社会課題解決型事業であると口を揃えます。。これは稀有な事業会社だと興味を持ち、代表との面談へ。そのパーソナリティと先見性を持ったビジョンに魅せられ、「この人と働きたい!」と強く考えるようになったのです。

折しも、アンビスにはファイナンスのバックグラウンドを持つ人材がほとんどいなかった。ここは私にとって、力を発揮できるチャレンジングな環境に思えました。そこで、自分なりに作成したアンビスの財務三表、そして事業計画も携えて代表にプレゼン。「事業計画に落とし込んだ数字を達成するまで会社を成長させたい」と想いを伝え、認めていただくことができたのです。

成長を阻害する要因は自分が壊し、仕組み化してメンバーに委譲

— 注力している業務、やりがいについて教えてください。

参画当初は、仕訳のレビューから始まり、開示資料の作成等にも全面的に関わり、経理・財務の新たな組織づくりを一からスタートしました。しかし、今では決算短信等の開示書類についてもスタッフが進め、私は最終のレビューをするだけで事足りるようになっています。私は自分にしかできない仕事をつくりたいわけではありません。私が最初の仕組みづくりをした後は、自律自走し、進んでいくメンバー全員が力を発揮する組織をつくるのが理想です。

また、当社が運営する医療施設型ホスピス「医心館」は、訪問看護・訪問介護を担う施設・事業ですが、そこで現場でのケアの質・売上/利益を大きく左右するのは拠点での採用戦略です。現場の最適な人員配置、シフト設計も合理的なものかどうかは疑問がありました。そこで、訪問介護、看護の仕組みを一から勉強。ケアの質を大切にする企業理念に沿いつつ、経済合理性にも適う採用戦略の構築に挑み、当社にとって最適の仕組みの構築を実現しました。

事業成長を阻害する要因があったら、自ら調べ、取り組んで、本社と拠点をブリッジしながら、改善する仕組みをつくり、その後メンバーに移譲していく。経理、財務、売上管理、採用、物品管理など、CFOとして管掌する業務遂行は当然として、事業成長を加速させる様々な仕組みづくりにも挑戦しています。

— 今後の目標、ビジョンを教えてください。

CFOとしてのミッションは、やはり「時価総額の最大化」です。アンビスが手がけるマーケットはまだまだ成長の余地が大きい分野であり、取り組むべきことは山積しています。先述のとおり、開示資料の作成や現場採用は私が関与しなくてもスムーズにできる体制が整いつつありますが、資本政策についてはやるべきことが山積しています。あらゆる方法を用いて海外の投資家にコンタクトし、グローバルなIR活動も積極的に進めているところです。

私が参画する以前、投資家はほぼ国内にとどまっており、割合としては極めて少なかったですが、現在は四半期で面談する100社程度の投資家の70-80%程度を海外の投資家が占めています。これは私が推進した資本政策の結果でもあり、また世界のマーケットがアンビスを認めてくれつつあるという達成感にもつながっています。

今後は力になってくれる人材=仲間を増やし、さらにスピード感を持って進んでいければと思います。求めるのは、自律的に動ける人材です。他の事業会社や監査法人にいるより濃密な経験、キャリアを積んでいける環境だと自負しています。アンビスを一緒に大きくしていきたいですし、ここで働いたメンバーが新たな世界に進み、力を発揮するという未来も見たい。メンバーの成長へ、あらゆる点で支援は惜しみません。

— 転職活動中、または転職を検討中の方々にアドバイスをお願いします。

私のプロフィールは、公認会計士試験に合格し、監査法人、アドバイザリー、投資銀行へ……と、「綺麗に計画されたキャリア」と見られがちです。しかし、自分としては決してそうではないのです。会計士になりたいと思ったのは、会計の仕組みや構造に魅せられたから。アドバイザリー業務も楽しく、投資銀行の仕事も同じく楽しかった。どの仕事にも限界というものを感じませんでした。

そして、予想外の事業会社・アンビスに魅力を感じて参画しました。どの選択も「好き」という軸で動いた結果のキャリアだと考えています。だから、まずは自分の「好き」を大事にして、アクションを起こしてみる。10年後の明確な目標を掲げ、階段をつくって昇っていったとしても、なかなかそうはならないのが人生です。

ただ、自分を救ってくれるのは「大きな目標」であるのも確かです。逆算的思考で考えなくても、「事業会社のCFOをやってみたい」「資産運用に携わりたい」といった大きな目標がゆるぎのない指針につながることはあるでしょう。大きな目標を持ちつつ、自分の「好き」という感情を大切に、新たな一歩を踏み出してみてはいかがでしょうか。

PROFILE

中川 徹哉Tetsuya Nakagawa

株式会社アンビスホールディングス / 取締役CFO / 株式会社明日の医療 取締役

株式会社アンビスホールディングス 取締役CFO 株式会社明日の医療 取締役 中川 徹哉
1989年1月
京都府生まれ
2011年11月
公認会計士試験合格
2012年3月
東京大学法学部卒業
2012年4月
あらた監査法人(現:PwCあらた有限責任監査法人)入所
2014年7月
プライスウォーターハウスクーパース株式会社(現PwCアドバイザリー合同会社)入社
2015年4月
モルガン・スタンレー・ビジネス・グループ株式会社入社
2018年8月
Morgan Stanley ニューヨーク本社出向
2020年3月
株式会社アンビスホールディングス入社。同社執行役員CFO就任
2020年7月
株式会社明日の医療取締役就任
2020年12月
株式会社アンビスホールディングス取締役CFO就任

部下の声

株式会社アンビスホールディングス 財務部 財務IR課長 公認会計士 橋本 治明

能動的なワークスタイルを自分のものにし、いきいき働ける環境がある

2021年1月からアンビスホールディングスに参画し、中川と共に決算説明会の資料作成、投資家面談、予算作成などの業務に従事しています。成果物の要求水準は高いですが、業務において「やらされ感」といったものを感じることはまったくありません。上長が振ってくる仕事をこなすのではなく、自分から主体的に動き、責任ある仕事を重ねていく――アンビスにはそんな風土があるからです。

自律的な働き方を後押しし、俯瞰的な視点を持つことの示唆をくれるのが中川です。経営会議の詳細について課全体に共有してくれたり、自身の思考をトレースするような流れで作業をリードしてくれたりと、マイクロマネジメントではなく能動的な働き方に導く配慮があります。常に業務の目的を考え、先読みして手を打っていく力が伸ばせます。自己成長に打ってつけの環境で仕事をする喜びがあるのです。

アンビスは成長ステージにある企業です。役職や年齢に関係なく、のびのびと働いて経験、知見を積むことができます。能動的な働き方をさらに極めつつ、中川の次が担えるCFO人材を目指し、これからも自己練磨を重ねていければと思います。

株式会社アンビスホールディングス/財務部 財務IR課長/公認会計士/橋本 治明