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クローム税理士法人

「お客様のために」という想いを根底に、IT化・国際化・多様性に根差したサービスを提供

IT化・国際化・多様化の指針を掲げ
ワンストップでクライアントをサポートしていく

クローム税理士法人 代表社員 山守 成央士

クローム税理士法人
代表社員
山守 成央士

事業家を目指して会計士資格を取得、紆余曲折を経て独立へ

— これまでのキャリアについて教えてください。

実家が鶏卵卸業を営んでおり、10歳ごろから家業を手伝うようになりました。1日1万個の卵を割ったりして、中学生にしてはいいバイトでした(笑)。その頃芽生えたのが「将来は事業をやりたい」という思いです。そして、数字に明るくなったほうがよいと考え、大学進学の際は経営学部を選択しました。入学後、大学生活を謳歌しようと思っていたのですが、ハンググライダーのサークルでの活動中、墜落し、骨折してハングのライセンス取得を断念……。そんな経緯もあって、本格的に公認会計士試験に向けた勉強を始めたのです。

大学を卒業した年に第二次試験に合格し、監査法人に入所して会計監査の実務を学びます。ところが、つくられた財務諸表をチェックするという業務がどうも性に合いません。そこで心機一転、外資系の事業会社に転職。現場の経理実務やファイナンス、レポーティングなどを一とおり学んだ後、英語を学ぶべくアメリカへ留学。ビジネススクールを経て帰国後、アメリカで見たスターバックスをヒントに紅茶の飲食業を立ち上げました。

ここで気づいたのは、私はコストを見る経営分析には長けていたのですが、売上のつくり方は不得手だったということ。お店を満席にできても、回転率が上げられないのです。商才はまったく違うセンスだと気づき、1年ほどで早期撤退。そして御縁があって会計事務所に入所し、会計税務の仕事に取り組むことになりました。そこは小規模ながらも多様な案件を引き受ける事務所でしたので、税務申告書の作成からIPOのコンサルティング、企業再生の支援にビジネスプランの作成、資金調達と様々な案件を経験させてもらえました。

— 独立を考えたきっかけ、経緯について教えてください。

この会計事務所で多様な経営支援に携わるうちに、「これなら独立してもできそうだ」という手応えを感じ始めました。その会計事務所の組織づくり、経営をつぶさに見ていくうちに参考になるものが多々あったからです。

その時によぎったのが、アメリカに留学していた頃のこと。フィラデルフィアの語学学校の教師がいつも「人にしてもらいたいと思うことを、あなたも人にしてあげなさい」と説いていました。今も私の理念の根底にある“ゴールデンルール”ですが、この思いを持って事務所を立ち上げれば、きっとうまくいくはずだと考えたのです。

そんな情熱を持って独立したのが2003年7月のこと。実家の事務所の一角にデスク一つ、電話を引いて山守公認会計士事務所を開設しました。自分の倫理に合わなかったので、前の事務所からクライアントを持っていくことはしませんでしたが、「だったら、他のお客さんを紹介するよ」「半年後だったら山守のところに変更してもいいだろう」と言ってくださる方からお声かけいただき、一社一社真摯に向き合うことで自然とクライアントは増えていきました。

ほどなく、前職で同僚だった石本が参画し、実務を手伝ってもらうことで営業活動、組織づくりに力を入れることができるようにもなりました。独立1年後には、クライアント数が30社ほどになっていましたね。

参謀としてクライアントに同伴するため、メンバーが働きやすい職場づくりにも注力

— 会計事務所を開設後、どのような組織づくりを進めてきましたか。

実は、会計事務所一本でやっていくつもりはなかったのです。どこかに、また新たな事業をやるためのステップボードだという思いがあった。しかし、独立から5年ほどして気づいたのは「これまでのキャリアの中で一番うまくいっているのは会計事務所の経営じゃないか」ということです。振り返って考えてみると、自分は経営者をサポートする参謀役がどうも好きらしい。私たち会計事務所はお客さまの参謀としてサービス提供するわけですから、この立場がフィットするのは当然だったんですね。

会計事務所の経営に腰を据えて挑むことにし、「自分だったらどういう会計事務所に頼むだろうか?」という視点で改めて理想の事務所像を掘り下げました。そこで定まったのが「常にサービス精神を高める」「常に専門性を高める努力をする」「常に効率性を追求する」という指針です。サービス精神をしっかりと持ち、お客さまに寄り添う――今のオフィスにつながる方向性が明確になりました。

— 求める人材像についてお聞かせください。

前述の「常にサービス精神を高める」「常に専門性を高める努力をする」「常に効率性を追求する」という私たちの方針は、実際の業務において「IT化」「国際化」「多様化」を進めていくというテーマにつながっています。

高い顧客満足度を構成する要素の一つとしてペーパーレス・クラウド化を進め、ITによって業務効率の向上、所内の情報共有を進めています。外資系企業向けのサービスにも注力していますし、会計サービスでも経理アウトソーシングだけではなくIPOや資金調達の支援と幅広い業務に臨みます。採用はスキルよりもパーソナリティ重視で考えており、受け身になることなく主体的に考え行動していくことのできる方を求めています。「IT化」「国際化」「多様化」に柔軟に臨める方と一緒に仕事をしていきたいですね。

— 今後、どのような組織に成長させていきたいですか?

クライアント数の増加を目指すのではなく、一社一社に向き合うという姿勢でサービスを提供してきました。ただ、給与計算などのサポートのニーズが高まる中、現在の規模では幅広いサービスを提供できないのも事実です。クライアントの要望に応えていくためにある程度の規模を備え、社員満足度も上げていきたい。中長期的な目標としては、現在の11名から20名程度にメンバーを増強し、クライアント数も現在の300社から500社程度を目指していきたいと考えています。

創業当時からいる石本をはじめ、長く助けてくれている社員が多数います。ここまで進んでこられたのは現在のメンバーがあってこそ。長く在籍する人材と一緒に頑張り、成長していきたい。そんな思いから、2018年には会計事務所から税理士法人に組織を変更。さらに働きやすい環境づくりに力を入れています。

また、2020年11月には人事評価制度を改定し、社員一人ひとりをどのように評価しているかという基準をさらに明確化しました。「効率性」を基軸に評価するようになり、短時間で効率よく業務を終わらせたスタッフは評価が上がります。つまり生産性が向上して残業がなくなり、本人の実力も向上する。経営的には利益が上がるので社員にも賞与として還元ができる。マネジメント側とメンバーがWin-Winになる理想像が見えてきました。また、どこに行っても評価される人材として成長できる、ということも効率性を評価軸にした狙いです。もちろんスタッフとは一日でも長く共に働きたいですが…。
まだ始めたばかりの取り組みですが、徐々に組織に浸透させていければと考えています。

— 転職活動中、または転職を検討中の方々にアドバイスをお願いします。

「入所してみたら面接の説明と違った」「想像以上に仕事が大変」と考える転職者の方も少なくないでしょう。ただ、その環境ばかりにフォーカスするよりも、自分がそこで何ができるか、どうやったら自分が大きく変われるのかを考えてみてはどうでしょうか。

どの会社も自分の成長に貪欲で、組織に主体的にかかわり、一緒に進んでいける人材を求めています。自分で選び、自分が成長していく。そのように転職活動を捉えてもらえたらと思います。

PROFILE

山守 成央士Naoto Yamamori

クローム税理士法人 / 代表社員

クローム税理士法人 山守 成央士
1994年
法政大学経営学部経営学科卒業。
公認会計士第二次試験に合格
1995年
監査法人で会計監査の経験を積む
1997年
外資系製薬会社で経理財務を担当
1998年
公認会計士第三次試験に合格
(1999年に公認会計士登録)
1999年
アメリカへ留学。ボストンで語学研修後、サンダーバードビジネススクール(アリゾナ州)で国際経営学を学ぶ
2001年
帰国後、飲食店を起業して運営・管理全般を経験後、会計コンサルティング会社でベンチャー企業の支援などに携わる
2003年
独立し、山守公認会計士事務所を開設
2018年
クローム税理士法人に組織変更

スタッフの声

資格取得のサポートが手厚く、多様な業務が経験できる職場

証券会社、事業会社の経理、税理士法人を経て入社しました。山守代表は「話しやすい人だな」という入社面接の印象のとおりですが、常にクライアント視点に立って業務を先導しています。お客さまが求めているサービスを提供できている点が、自分の評価につながっていると実感できています。

私の場合、前職は労働時間の長さが負担になっていたため、主に職場環境をチェックしながら転職活動を進めていました。その点、クロームは資格取得の支援を惜しまない体制が魅力的でした。代表が主導して働きやすい環境づくりに力を入れており、働きながらの資格取得をバックアップしてもらっています。平日の就業後にスクールに通い、家族との時間を大切にしながら、税理士資格取得に向けて頑張ることができています。

業務は創業支援からIPO支援まで、規模も中小企業から大企業まで幅広く対応しています。給与、社保などの人事労務にも全般的な知識が必要な局面がありますし、外資系のクライアントも多いため国際税務に関した知識も求められます。スキルを持って入所するというよりは、実地で学んでいくことになりますが、自分から積極的にチャレンジし、何でも質問できる人がなじみやすい職場だと思います。

クローム税理士法人 税務コンサルタント S.S

人事の声

クローム税理士法人 パートナー 税理士 石本 沙織

就業規則を改定し、さらに働きやすいオフィスを目指して

代表の山守とは、前職の会計事務所で同僚でした。コミュニケーションが上手で、多くのお客さまから慕われていた印象があります。また、多方面にアンテナを張り、情報収集を積極的に進めていました。クロームがIT化を進め、業務効率の向上にスピード感を持って施策を打てるのは、山守の積極性、意欲があってこそだと考えています。

さらに働きやすい環境づくりに注力すべく、2020年は人事評価制度と就業規則を改定。9時半~17時半と一般的な就業時間よりも短めの設定ですが、さらに始業を8時~11時の間で自由に設定できるようにしました。朝型の人なら早朝出社で早上がりができますし、子育て中なら子どもを保育園に送ってから余裕を持って出社が可能です。趣味に育児に十分時間を割きながら、じっくりと業務に向き合ってもらいたい。これからも山守の先導の下、ワークライフバランスを重視した環境づくりを進めていきたいですね。

クローム税理士法人 パートナー 税理士 石本 沙織

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