ソフトバンクグループ株式会社
世界NO.1へ 思い切り働ける環境がここにはある「電卓の桁数が足りない」「四半期ごとに新しい何かがおこる」それがこの仕事の醍醐味。
ソフトバンクグループ株式会社
経理部 連結決算グループ
公認会計士 鈴木 大輔
「大企業の連結決算」「ワークライフバランス」を軸に転職活動を開始
— ソフトバンクグループ入社前はどのような仕事をしていましたか?
2005年に大学を卒業し、2007年11月公認会計士試験に合格。同年12月、新日本監査法人(現・EY新日本有限責任監査法人)に入所しました。国際部に配属され、転職までの9年間、主に上場企業の子会社の監査を担当しました。
— 転職活動を始めたのはどのような理由でしたか?
実は、監査法人に入って4、5年経ったころに外の世界を意識するようになりました。私は新卒で監査法人に入所し働き始めたので、「企業の経理側からは若手で入所して経理実務を知らないのにと思われているだろうな」と考えるようになったからです。「数字を見る側から作る側になってみたい」という気持ちが生まれました。そのような考えを持ちつつも、監査法人でキャリアを積んでいたのですが、プライベートでは家族ができ子どもも生まれ……という変化がありました。監査法人の仕事は当時とても忙しく、日付が変わらないと帰宅できない毎日。事業会社への興味と、ワークライフバランスを変えたいというのが、転職活動を始めた理由です。
転職先を検討する際は「今までの経験につながる仕事がしたい」「経理ができれば」と考えており、業種へのこだわりはありませんでした。ただ、監査法人時代は、「上場企業のホールディングカンパニーがあり、事業会社があり、さらにその下にたくさんの子会社がある」企業を担当していましたので「連結決算がある大きな会社で働くほうが今までのキャリアが活かせるのかな」と考えていました。
— 転職先にソフトバンクグループを選んだ決め手を教えてください。
他社の面接も受けてみたのですが、面接時に「わが社にどう貢献できますか?」という強気のスタンスで質問されることがあり、気持ちの上でマッチしない部分がありました。その点ソフトバンクグループの面接では「お互いが幸せになるように、合う部分と合わない部分をしっかりと擦り合わせていきましょう」という雰囲気を感じました。「ここなら大丈夫そうだな」「やっていけるな」と思いましたね。
四半期ごとに新しい何かが起こる。それが仕事の醍醐味
— 入社後の業務について教えてください。
2016年11月の入社後は、希望通り連結決算グループに配属され、子会社を7、8社ほど担当しています。連結決算グループには派遣社員や業務委託も含めて18名ほど在籍しており、社員はほぼ中途入社です。前職で何かしら会計の経験がある人もいれば、会計士の資格試験の勉強をしていた、という人もいます。
— どのようなことにやりがいを感じますか?
この会社に入って本当にびっくりしたのは、電卓の桁数が足りないということ。それくらいすごく大きな数字を扱っているという緊張感は、面白さのひとつです。
複雑な取引が多く、今まで見たこともないような取引がたくさん出てくるのも弊社ならでは。そこが面白いですね。複雑な会計論点を、監査法人とだけでなく、社内で議論できるのもいいところです。必ずしも全員が会計士の有資格者というわけではないのですが、長くここで働いている人はプロフェッショナルとして経験を積んでいるので、そのような人たちと議論できるのはやりがいがあります。
それに、それぞれの子会社でさまざまな事業が行われていて、それぞれに変化が起こっている。その変化を連結決算担当として見ることができるというのも面白いですね。経理というとルーティンワークのイメージを持たれがちだと思いますが、弊社では経理でも「前の四半期と同じ作業が今回も続く」ということはほとんどありません。毎四半期で新しいことが起きて、そこが面白くやりがいがある。事業会社の連結決算をやらせてもらえて、思い描いていた仕事ができていると感じます。
— 他にも「転職して良かった」と思うことはありますか?
連結決算グループは四半期ごとに仕事の波が来ますので、波が来る前に順番で有給休暇を取り、忙しい時期にはしっかり働くというバランスのいい働き方ができていますね。監査法人にいた頃、夜はずっと外食でしたので、今は「お父さんと一緒に夕飯を食べられる」と家族も喜んでいます。
前職では国際部に在籍してはいたものの、担当する海外の子会社とはメールするか、もしくは海外ファームを経由して書類をやり取りするか、でした。今では出張の機会も増えています。行き先はニューヨークと香港が多く、年に1回は韓国に行きます。先週はインドにも行きました。担当する会社の規模が拡大し、新しく会計システムを導入する話もあったのでインド行きを提案したところ、それが通って行くことになったのです。そのように、自分で提案したことが通るというのもうれしかったですね。
監査法人にいた頃は、自分の会社に対する興味はあまり強くはなく、企業に対しても「外部の人間」という意識がありました。今は、自社の株価の変動をチェックしたり、自社の話題をニュースで見たりするのも楽しいです。IoTやAIなどの最新技術や、ソフトバンク・ビジョン・ファンドの投資先でどのようなビジネスが展開されているのかなど、業務と直接つながらないことにも面白みがあります。もちろん大きな数字を扱うことができるのも楽しいのですが、それは他の大企業に入っても同じです。会社の事業に関心があることが重要。監査法人にいたとしても、クライアント企業のビジネスを知ったうえで話ができるかどうかに会計士としての差が生まれてくるのではないでしょうか。
— 転職活動中または転職を検討中の会計士へメッセージをお願いします。
公認会計士は資格試験に合格しているので、会計に精通しているのが強みだと思います。その知識が弊社のような企業で生かせる、つまり会計士の強みを発揮できる場所がいろいろとあるのだということが、転職を経験してみて分かりました。特に監査法人にいる会計士の方には「会計士の仕事は監査だけじゃないよ」「外に出ても活躍できるよ」とお伝えしたいですね。
PROFILE
鈴木 大輔Daisuke Suzuki
ソフトバンクグループ株式会社 / 経理部 連結決算グループ / 公認会計士
- 1983年3月
- 神奈川県相模原市生まれ
- 2005年3月
- 千葉大学法経学部卒業
- 2007年11月
- 公認会計士試験合格
- 2007年12月
- 新日本監査法人(現EY新日本有限責任監査法人)入所
- 2011年10月
- 公認会計士登録
- 2016年11月
- ソフトバンクグループ株式会社 入社
上司の声
会社や事業への理解度がとても深く、チーム全体に良い影響をもたらす存在
鈴木さんはそれまでのキャリアを業務に生かしつつも、自分の強みをチーム全体に反映し、良い影響をもたらしています。会社や事業などに関する理解度は、社歴の長い社員と比べても遜色ありません。今後は連結決算の統括や、ビジネスと会計が分かる人材としてマネージメントも任せたいと思っています。
決算発表時、孫正義会長兼社長が説明するのは自分たちが作った数字。「自分の作った数字が注目されている」と感じられるのは、弊社の経理担当ならではの面白さです。また、プロフェッショナルとして会社を支えつつ、チームを大切にする、チームとしてひとつの仕事をするという意識がある人材が集まっているので、同僚の良いところを吸収しながら自分の強みを活かすという好循環が生まれているのも特徴です。
面接の際、私はスキルだけでなくマインド面も確認します。チームを大切にするか、ソフトバンクグループを応援できるか、変化にどう対応できるか、会計が本当に好きか、です。会計は地道な作業ですが、ソフトバンクグループのような企業は国内にも世界にも他に類を見ませんので、またとない環境を楽しみながら仕事ができる人材を求めています。
ソフトバンクグループ株式会社 経理部長 森川 浩
人事の声
想像以上に人が温かい、アットホームな雰囲気の組織
ソフトバンクグループのプロフェッショナル採用では、「プロフェッショナリズム」「スマート」「リレーション」の3つに合致する人材を求めています。
具体的には、「専門知識・スキルを活用し組織の戦略形成・案件遂行に貢献できるか」、「複雑な問題を論理的思考に基づいて分かりやすく整理し合理的な判断ができるか」、「社内外のステークホルダーと適切なコミュニケーションを行い強固な信頼関係を構築できるか」です。ご自身の強みを活かしキャリアを築いていきたいという方には最適の職場ではないかと思います。
外から見るとビジネスライクでドライな組織に思われるかもしれませんが、入ってみて「想像以上に人が温かい、アットホームな会社だな」と感じました。私も入社からまだ日が浅いですが、採用に関して勉強させてくれたり、他の部門の社員から「仕事慣れてきた?」と声を掛けてらえたりするのがうれしいですね。そのように「人にも魅力がある会社」だということもお伝えしたいです。
ソフトバンクグループ株式会社 鈴木 祐子