株式会社ファーストリテイリング
2020年、売上高3兆円のアパレル企業世界一へグローバルへと軸足を移し、世界中の人々に良い服を着る喜びを
ユニクロを中核ビジネスとして、ジーユー、セオリー、コントワー・デ・コトニエ、プリンセス タム・タム、J Brandなど複数のブランドを展開するファーストリテイリング。中でもユニクロ事業は、日本のアパレル市場の6.5%のシェアを占めるまでに成長しました。そして今、成長の軸足は海外へ。2018年8月末現在、国内827店舗に対し海外1,241店舗、海外事業の売上高はユニクロ事業全体の約51%と、店舗数・売上ともに海外が国内を上回りました。これからも「服を変え、常識を変え、世界を変えていく」という企業理念の下、世界中のあらゆる人々に、良い服を着る喜び、幸せ、満足を提供します。
圧倒的なスピード感を武器に変革を推進
1949年に山口県で創業したメンズショップを起源とするファーストリテイリング。後に「情報製造小売業」という新しい産業を創造し、今では世界No.1を目指す当社にとって、日々の業務や意思決定のスピード感は抜きん出ています。行動規範の一つしても掲げられている“スピーディーな実行”を裏付けるのが、経営陣との距離の近さ。階層意識のしがらみもなくフラットに対話ができるという環境が、PDCAの高速化を実現しています。商品の企画・生産、物流、社員の働き方までを一体改革する「有明プロジェクト」においても、さらに加速させる体制が整ってきました。
自分の成果・貢献を実感できる環境
ファーストリテイリングは、「本当に良い服」を提供し続けるため、「情報製造小売業」というこれまでにない事業コンセプトの下、「人々の暮らしの充実」にかけがえのない存在となるべく事業を展開しています。これまでの成長に伴い、世の中に与える影響も大きくなりました。一人ひとりに与える裁量も大きく、社会のためになる仕事を通じて、世の中を変えていく上での、自身の成果や貢献度を実感できる環境があります。そうした自分の貢献に誇りを抱きながら、日々の業務に取り組むことができるでしょう。
奉仕志向が強くストイックな人材の集まり
意思決定の基準となる一つとして掲げられている「正しさへのこだわり」。その価値観に共感を覚える社員が、ファーストリテイリングにはそろっています。「世の中のために、人々のために」という奉仕志向の強い社員も多く、こうした一人ひとりの情の厚さが組織としての魅力を高めています。また、目標を成し遂げることにストイックであることも特徴。目標に向けた課題を見つけ、そのためにどうすれば良いのかを各自が真剣に考え、実践しています。そうしたプロセスの大切さを認識しているからこそ、たとえ難しい問題が発生しても、決して否定的にはなりません。できない理由を考えるよりも、できる方法を考えます。
未来への取り組み
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ビジネスの今後の展開について
ユニクロ事業において、店舗数・売上ともに海外が国内を上回った今、今後は海外を軸足にグローバル化を加速させていく方針です。一方で、ITとテクノロジーを融合しながら、ECの売上拡大も目指しています。また、2017年には物流倉庫を備えた新本部「UNIQLO CITY TOKYO」を東京・有明に構え、最先端のテクノロジーを導入。ここを拠点として今まさに推し進めているのが「有明プロジェクト」です。これまでの製造小売業を「情報製造小売業」に変えるべく、生産から物流、働き方まで、事業モデルを改革していきます。
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社員の多様性を活かすための取り組み
日本をGlobal Headquartersとしながら数多くの海外拠点を構え、常に世界各国の仲間と連携して業務を遂行している環境です。その上で多様性を尊重しながら、公正な人材登用、評価を行っています。2015年には「女性活躍推進室」を設置。女性社員が結婚や子育てとキャリアアップを両立させるために、働きやすい人事制度の改革や研修の実施に取り組んでいます。また、2019年1月には、社員の同性パートナーを配偶者と認めて福利厚生面で異性のパートナーと同様に扱う、LGBT社員のパートナーシップ制度を導入しました。
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働き方改革への取り組みについて
全世界のお客様に向けて最高のパフォーマンスを提供するため、“真のグローバルワン・全員経営”の実現に向けた働き方改革を推進。例えば、どこにいても会議に参加できる仕組み作りや、働き方改革に伴う評価基準の見直しなど、業務の構造改革なども実施しています。人事管理においては、特別休暇の取得率100%を目指して計画を立てるよう促し、在宅勤務・フレックスタイム制度などを導入してライフワークバランスを整えるなど、誰もが自分らしい働き方ができるような取り組みを進めています。
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中途入社人材の活躍状況について
社会や会社・事業の成長のためにどれだけ貢献できているかという点で人材評価をするファーストリテイリングにとって、新卒か中途かということは問題ではありません。3兆円ビジネスを達成し、真のグローバル企業を目指しているからこそ、積極的な中途採用を実施しています。これから入社される新たな人材には、プロフェッショナルとしての役割と、機能強化や構造改革を成し遂げる一員としての活躍に期待しています。もちろん、そのための投資は惜しみません。