公認会計士は監査法人で監査やアドバイザリーの経験を積んだ後、ステップアップとして、どのような選択肢があるのでしょうか。事業会社やコンサルティングファームなど、幅広いフィールドで活躍することができます。ここでは監査法人の次のキャリアパスをチャート形式にまとめ、公認会計士が活躍するフィールド別の「職種」と「業務内容」について解説しています。

事業会社 ベンチャー・上場企業
経理
■業務内容
日々の資産管理から経費の処理、決算業務などを行うことで会社の活動を数字で表す業務。
特に会計士の場合、会社法における連結決算や有価証券報告書などの複雑な会計処理を任されることが多い。その他、ベンチャー企業などでは決算早期化に向けた取り組みなども任されることがある。
■転職事例
» 経験を活かして年収70%アップの転職に成功
» さらなるキャリアアップを求めて、監査法人から事業会社へ
» 年収よりも事業会社での連結決算のチームリーダーを選択
» 監査×経理経験で業界最大手の上場企業へ転職成功
■Career Matrix
財務
■業務内容
企業のキャッシュフローをモニタリングし、適切な経営情報を提供することによって企業の経営戦略の根幹を支える業務。公認会計士としては、資金調達や運用業務、銀行折衝などの業務から、M&Aに係るデューデリジェンス、事業分析といった高度な分析業務まで任されることが多い。
■Career Matrix
税務
■業務内容
法人税や地方税、消費税などの税額計算や税務申告業務から税務調査対応などの業務。
税効果会計やタックスプランニングなどの複雑な処理もあることから、企業側のニーズが高く、社内でも重宝される職種。