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宝印刷株式会社

新しい経験を求める会計士に最適。
広い視野と幅広い経験で上場企業の問題解決に取り組むディスクロージャー企業

ディスクロージャー支援を核に幅広く経験可能。“T字型”会計人材に成長できる機会も無限大!

宝印刷株式会社_執行役員_ディスクロージャー研究一部長 兼 J-Adviser室長_鎌田浩嗣

宝印刷株式会社
執行役員
ディスクロージャー研究一部長 兼 J-Adviser室長
鎌田浩嗣

IR兼ディスクロージャー業務の経験を生かせる環境を求めて

— これまでのキャリアについて教えてください。

大学卒業後は監査法人へという気持ちもありましたが、公認会計士に合格した直後からTACの公認会計士講座の講師を務めることになりました。試験に合格したばかりの若い公認会計士を講師に採用するのがTACの特色であり、また成績上位者でないと声がかからないということで、意気に感じたんです。

結果、TACには27年間勤務しました。その間、講師としての仕事と並行して、ビジネストラストの吉木(伸彦)先生のところで連結会計ソフトの開発を手伝ったこともあります。その経験を活かして、TACでも膨大な数のテキスト類やテスト類などの在庫を自社で管理できる在庫管理システムを私が主導して構築し、今でも稼働していると聞いています。

2001年にTACが上場した後はIR室に配属となり、投資家向け広報(IR:Investor Relations)の仕事に携わることになりました。単にIRだけではなく、経理部がまとめてくれた数値を金商法(有価証券報告書等)、会社法(招集通知や事業報告)、証券取引所所定の決算短信に落とし込む等、4種類のディスクロージャー業務をすべて担当していました。

— 転職活動を始めた理由と、宝印刷を選んだ決め手を教えてください。

TACのIR室では、「自分にやれることはすべてやった」という手応えを得ることができました。今度は別のフィールドで、それまで続けてきた上場企業のIR兼ディスクロージャー業務の経験を活かそうと考えたんですね。日本のディスクロージャー支援企業といえば宝印刷とプロネクサスが2大巨頭ですが、TAC時代、宝印刷にディスクロージャー支援を依頼していたのです。それもあって、状況がよくわかる宝印刷にお世話になることを決めました。

活躍できるのは「上場企業の悩みに答えることができる」会計士

— 入社後、担当している業務について教えてください。

私が所属するディスクロージャー研究一部という部署では、お客さまである上場企業が作成した開示書類を、法令に照らし合わせながらチェックしています。記載例の作成も重要です。法令が改正されると有価証券報告書等の記載の仕方も変わるため、記載例をまとめた分厚い書籍を毎年刊行しなければなりません。

入社してみてわかったのは「電話対応」も非常に重要な業務だということ。宝印刷は、日本に約3700社ある上場企業のうち約半数のディスクロージャー支援を行っています。上場企業のうち約7割の企業の決算が3月に集中していることから、決算期になるとお客さまからの相談や問い合わせの電話が鳴り止まなくなるからです。

そして今、私にとって重要度がもっとも高いのは「J-Adviser」としての業務です。東京証券取引所が運営するプロ投資家向け市場「TOKYO PRO Market」に上場する企業は、制度上必ず、東京証券取引所から承認を受けた「J-Adviser」による審査や指導を受ける決まりがある。宝印刷は2017年からJ-Adviser の業務をスタートさせています。

— どのような部分にお仕事のやりがいを感じますか。

J-Adviser は、東京証券取引所からの委託を受け、企業がTOKYO PRO Marketに上場するにあたっての審査を行うのがメインの業務です。上場後も、上場企業としての情報開示を支援しながら、当該企業が上場企業たりうるか、継続的に審査していきます。簡単にいえば「上場企業をプロデュース」するような仕事ではないかと思います。

上場を目指して企業を厳しく審査するからには、会計士と経営者が、全人格をかけてぶつかりあう場面もあります。また上場できるかどうかは、従業員のみなさまの幸せにもかかわること。「ここがダメです」なんて突き放して終わりにするわけにはいきません。なんとか上場できるよう、ご指導しないといけない。

会計士試験の勉強をしていた頃、当時の先生から「会計士の機能には批判性と指導性の2つがある」と教わったことを覚えています。簡単にいえば、批判性とは監査の場面で「ダメなものはダメ」と指摘する機能。そして指導性とは、企業を教え、よい方向に導く機能。J-Adviser業務に携わっていると、その2つの重要性を実感する局面が非常に多いですね。会計士試験の勉強をしていた頃の、あの熱い思いがよみがえってくるような、非常に面白い仕事です。

— 御社で活躍できるのは、どのような人材でしょうか。

先程申し上げたように、当社が支援するのは、日本における上場企業3700社の約半数にのぼります。お客さまはみな様々な課題や悩みを抱えており、当社も単にディスクロージャー支援をすればいいというものではありません。

そのため、当社で採用する会計士も「監査に精通している」というだけでは足りない。もちろん、監査法人で積み上げてきた経験も大切ですが、監査のみにこだわることなく、様々な知識を吸収し、お客さまの悩みに寄り添い、一生懸命応えてきた方と一緒に働きたいと思います。

— 最後に、若き会計士たちにメッセージをお願いします。

当社には、幅広いキャリアを持った会計士にふさわしいポジションを用意できるだけの器があります。IRもできる、決算もできる、IPOの支援をするチームもある。上場企業や上場を目指す企業が抱える悩みを解決するため、新たなサービスを立ち上げていただいてもかまいません。

会計士にとって宝印刷は、キャリアチェンジのインキュベーション施設でもあると私は考えています。会計士であるなら、上場企業のお客さまの悩みに対してまったく太刀打ちできないということは、ほとんどないと思います。しかし現実には、監査は得意だけれどもIPOは未経験、事業会社で決算をつくったことがないなど、経験がないゆえに気後れしてしまうことがあるかもしれません。

宝印刷なら、上場企業のお客さまを相手にしながら、そういった「未経験だけど興味のある分野」を好きなだけ深堀りできるはずです。つまり、得意分野を持ちながら幅広い知識を持ち合わせる「T字型人材」になれるチャンスがある、ということです。

多くの会計士は、まず監査法人で経験を積みます。私は監査法人を経験しませんでしたが、監査法人にいるからこそ得られるものが必ずあるはず。「監査法人の手の内がわかる」ことは、大きな武器になることでしょう。しかし、もし「監査以外にやってみたい仕事がある」と考えているなら、ぜひ宝印刷を候補にしてみませんか。ここに来て、自分のやりたかったことを深堀りし、新しいキャリアを築いてほしいと願っています。

PROFILE

鎌田 浩嗣Kamata Koji

宝印刷株式会社 / 執行役員 /ディスクロージャー研究一部長 兼 J-Adviser室長

宝印刷株式会社_執行役員_ディスクロージャー研究一部長 兼 J-Adviser室長_鎌田浩嗣
1965年
千葉県生まれ
1988年3月
上智大学法学部卒業
1989年10月
公認会計士第二次試験合格
TAC株式会社入社
1993年12月
公認会計士登録
2015年4月
宝印刷株式会社入社

同僚の声

株式会社TAKARA & COMPANY 総合企画部副部長 兼 / 株式会社サイマル・インターナショナル 取締役経営支援部GM / 横井正文

多くの会計士にとって目標となる人物

大手監査法人勤務していた頃、宝印刷の一部門だったディスクロージャー&IR総合研究所(現在は分社化)に出向する機会がありました。そこで2年間、宝印刷をはじめグループ内の様々な業務に触れた後に会社から「転籍しないか」と声をかけていただいたのです。そして、転籍を決めた理由の1つが、鎌田の存在でした。会計士の先輩として、ディスクロージャー、IRのみならず、当社で会計士が活躍するうえで大切になる経験を数多く積んでいる。それは、会計士として常にひたむきに努力をし続けてきた結果の今の姿だと認識しておりました。また部下の面倒見がよいのは、TACでの講師経験が長いこともあるでしょう。いずれにせよ鎌田は私にとって今も目標としている会計士です。

ディスクロージャー支援の業務は、会計士にとっても「知る人ぞ知る」世界かもしれません。しかし上場企業にとって「正確で迅速な情報開示」はいつの時代も変わらず重要ですし、IRも同様です。これから20、30年と長い会計士人生を歩むにあたって、ディスクロージャー業務の知見は必要不可欠だと思います。

株式会社TAKARA & COMPANY 総合企画部副部長 兼
株式会社サイマル・インターナショナル 取締役経営支援部GM
横井 正文

同僚の声

株式会社ディスクロージャー&IR総合研究所 / 主任研究員 / 高橋 将光

「キャリア選択の幅」を求めるなら宝印刷へ

鎌田はなにより非常にパワフルな人間です。鎌田のスケジュールを見ると、社内の複数の担当業務を忙しくこなしながら、社外の活動にも積極的に参加している。限られた時間でセミナー講師等をはじめとする資料等のアウトプットも完成度が高い。「すごいな……」の一言です。 今、会計士のキャリアといえば、監査法人、会計事務所、一般事業会社と様々ですが、そのなかでも宝印刷は、「キャリアの選択の幅」という意味で際立っていると思います。私は、宝印刷のグループ会社である株式会社ディスクロージャー&IR総合研究所に所属し、「統合報告書」に関する調査分析をメイン業務としています。企業の財務情報に加えて、ESGなどの非財務情報をまとめて報告する書類ですね。2013年頃から注目されはじめましたが、今に至るまで、非財務情報開示を強化する世の中の流れは衰えていません。時代の最先端に身をおき、専門性の高い業務に携わることができ、好奇心が刺激される日々です。

株式会社ディスクロージャー&IR総合研究所 / 主任研究員
高橋 将光