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USCPA試験の概要と合格率

USCPA試験とはどのような試験か?

USCPA(米国公認会計士資格)は、日本の公認会計士資格とはかなり異なる性格を有しています。

まず、USCPAはアメリカの各州単位で認定や登録が行われるため、資格を取得した州以外での公認会計士業務は行えません。 (ただし試験問題、採点、合格基準は全米統一のため州による難易度の違いはない)

また、試験に合格した後に州ごとに設けられた実務期間や独自の追加試験などをクリアし、 数年の実務経験の後に州ごとの営業許可(ライセンス)が交付されます。もし別の州でライセンスが必要な場合は 州間の移動申請が必要となります。

日本におけるUSCPA試験のメリット

上記のようにUSCPAは州単位の公認会計士資格ですから、日本人が取得したとしても士業としての公認会計士業を営むのは なかなか困難です。

ではなぜ近年、日本ではこれほどUSCPAに注目が集まるようになったのでしょうか?

まずひとつは、アメリカ資本の外資系企業や日本発のグローバル企業で働く場合、米国会計基準を使用する頻度が非常に高いからです。 USCPAに合格するということは米国会計基準に精通しているということを意味しますから、たとえ米国公認会計士としてではなくとも、 米国会計基準に準拠した会計報告や財務諸表の提出などの際には非常に力を発揮します。もちろん米国資本の企業とのM&Aや取引の際にも 米国会計基準に精通した人材は必要不可欠です。

またUSCPAの試験は英語で行われますから、USCPA合格者は会計分野における専門用語を含むビジネス英語においても十分な コミュニケーション能力を持つと考えられます。

このような点から、USCPA合格者には高い評価が与えられているのです。

USCPA試験の難易度

日本の公認会計士試験を受験するためにはおよそ4000時間の学習期間が必要といわれています。 それでも合格率は6~9%程度です。これに対し、USCPAのカリキュラムはおよそ1000時間のカリキュラムで受験の全出題範囲を カバーすることができ、日本人受験者の合格率は2011年時点で35.1%と全米合格率を10ポイントほど下回っています。

USCPA試験の特徴

USCPA試験の出題形式は
・Multiple Choice=4択問題
・Task-Based Simulation=設定問題に短文で解答
・Written Communication=やや長めの文章による解答の3種類となっており、すべてのテストがPCの画面上で行われるという点が大きな特徴です。(ただしWritten CommunicationはBECのみ)

またテストは下記の4セクションに分かれています。このPCによるテストのもうひとつの特徴として、前セクションの正解率の高さが2番目以降のセクションの難易度に影響を与えるというリアルタイム変動制が挙げられます。 難易度が高い問題はその分配点も高く、難易度が低い問題はより多く解答が必要となります。

科目と出題範囲

USCPAの試験科目は下記の4科目、総試験時間は14時間に及びます。
1 Financial Accounting & Reporting(企業財務会計及び公会計、FAR)…企業や団体・組織運営のための会計知識を問う。4時間
2 Regulation(法規、REG)…アメリカ連邦税法ほか関係法令について。3時間
3 Business Environment & Concepts(ビジネス環境及び概念、BEC)…事業形態や経済学、情報技術などの一般常識。3時間
4 Auditing & Attestation(監査及びアテステーション、A&A)…監査手続、監査慣行(GAAS)などに関する知識。4時間

このような長時間のテストですから、もちろん1度にすべての試験を受けることは困難です。 Prometric Test Centerであらかじめ各科目の受験日時の予約を取り、1科目75点以上を取れば科目合格となります。 最初の科目の合格から18ヶ月以内に全科目を合格すればUSCPA合格となります。(18ヶ月を過ぎた科目は科目単位で再受験)

日本でも受験できるUSCPA

USCPAは長らくアメリカ国内でしか受験することができず、日本からはグアムやハワイのPrometric Test Centerを 利用する人が多かったのですが、2011年からは日本国内でも東京・横浜・大阪で受験できるようになっています。 国内でも受験できるようになってから、ますますUSCPA受験希望者は増加してきているようです。

USCPAとは >>

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