SEの転職に
「経理職」という
選択肢を！

みなさんがSEという仕事を選んだ第一の理由として「自分の中にスキルを積み上げられるから」というのがあったかと思います。経理職においても、それは十分に可能です。

またシステムの力によって、業務の効率化、自働化を目指してSEになられた方もいらっしゃるかと思います。経理においても決算の早期化などフローを見直すことによって、方法は違えど、同じようなことを達成することは可能です。

SEはクライアントからの要望をシステムに落とし込むことによって、彼らに貢献する仕事であるのに対し、経理職においては決算書（経営層や関係部署に経営状況を示す資料）の作成が仕事の中心となります。

決算業務を主とする経理業務はもちろん経営企画や財務といった業務まで、スキルを積み上げていただける環境は豊富にあります。日々の仕事の成果物は変わりますが、ご自身のスキルで他者に貢献するという根幹は変わりません。

SEの方の多くは、短納期、人員不足、予算不足、クライアントからの過剰な要求、繰り返される仕様変更などなど、「デスマーチ」とも揶揄される環境で働かれているのではないでしょうか。中には、深夜帰宅、長時間労働、休日出勤が常態化し、心身ともに疲弊している方もいらっしゃるかもしれません。

その点、経理職は毎月や年次の決算期等、繁忙期が決まっているので、いつの時期がどれだけ忙しいかはあらかじめわかっていることがほとんどです。このことから、仕事とプライベートの時間のメリハリの付いた働き方ができます。

※業種や企業によって、多少の変動はあります。

SEの経験をお持ちの方であれば経理未経験であっても、IT知識の面での期待値で採用を検討される企業、会計事務所が増えてきています。

ある企業の採用担当者は「元SEであれば、経理はゼロから教えるので積極的に採用したい」とおっしゃいます。

「業務効率化」「ペーパレス化」「オートメーション化」などの言葉を耳にしたことがあるかと思いますが、現在の経理現場では経理のみの知識ではなくITの知識が必要不可欠。

会社の数字が一手に集まる経理において、会計ソフトや基幹システムなどから必要な情報を必要なタイミングで抜き出し、精査し、まとめることは必須のスキルになっています。

SE職でつちかった知識や経験を活かしアドバンテージを発揮できる場面は、経理職にはあまたあると言えるでしょう。