20代
profile 公認会計士という資格に興味を持った上場企業の経理部で働く23歳の男性。BIG4で数年働いたあとに、どのようなキャリアが広がっているのか、知りたがっている。
Q
上場企業の経理部で働く23歳の男性です。

上司が監査対応などをしているのを見て、初めて公認会計士という資格を知りました。業務内容や仕事の広がりを調べたところ興味が湧いてきたので、自分も試験に挑戦したいと思っています。

公認会計士の試験に合格し、大手監査法人で数年働いたあとのキャリアに関して質問です。

税務、もしくは会計知識を使う業務で“独立”する場合、どのようなルートを踏むのが一般的なのでしょうか。ネットの情報で調べたところ、税務の場合は大手税理士法人に入る、会計の場合は会計コンサルの会社に入るというところまではわかりました。

また、それぞれの道を選んだ際の、だいたいの年収も教えてください。
 
A
まず前提として23歳から公認会計士の試験に挑戦した場合、数年で合格すれば大手監査法人への就職は難しくないと思います。

そのうえで“独立”をするためのルートを知りたいとのことですが、大手監査法人から大手税理士法人や会計コンサルへの転職は、どちらかというと独立を意識している方よりは、そこでやりたい仕事がある方が選ぶという印象です。

大手税理士法人の顧客は上場企業が多く、部門によってはM&Aなど専門的な知識を身につけることもできます。

しかし独立した場合、実際のお客様は中小企業の税務がメインとなることが多いためノウハウが活かせない可能性もあり、多少年収が落ちることは覚悟してでも実務経験を積むために中小の税理士法人を転職先に選ぶことも選択肢のひとつになるでしょう。

また会計知識を活かして独立したいという希望があれば、会計コンサルの会社でノウハウを学ぶことも可能です。

その場合の独立に際しては、企業の顧客を請け負える目途があったり、新規顧客獲得の方法があるなど、実際の業務以上にまずは安定してお客様を確保することが重要になります。

年収の面ですが、大手税理士法人、会計コンサルタントなどであれば大幅ダウンということは少ないと思いますが、中小であれば年収は下がり、独立した場合は自分次第になります。

 

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