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クックパッド株式会社

料理の可能性を信じ、成長を続ける先進的テクノロジーカンパニー

「料理」をベースに常に本質と目的を見据えながら、
ミッションドリブンで進んで行く。

クックパッド株式会社 執行役 コーポレート領域・CFO 公認会計士 犬飼 茂利男

クックパッド株式会社
執行役 コーポレート領域・CFO
公認会計士 犬飼 茂利男

ミッションの実現に貢献すること。それが経理・財務の役割

— 御社は「毎日の料理を楽しみにする」をミッションに掲げていますが、具体的にはどのようなものなのでしょうか?

料理は、健康や農業、文化、環境など「個人」と「社会」と「地球」が抱えるさまざまな課題を解決する糸口になると考えています。だからこそ、基幹のレシピサービスで料理する人を増やしていきたい。クックパッドには、単なるレシピ紹介サービスの運営ではなく、「毎日の料理を楽しみにする人が増えれば世の中が良くなる」と信じ、料理で世界を変えることに喜びを感じる人たちが集まっています。

現在クックパッドは、国内外合わせて月間約9,200万人のユーザーに利用していただいています。国内のユーザー数は約5,400万人と、日本では料理をする方のほとんどに知られているサービスにまで育ちましたが、現状料理に関する領域の中でやるべきことの1%しか達成できていません。国内会員を増やす施策も必要ですが、それに加えて海外の利用者を増加したいと考えています。日本の人口が1億人、世界の人口は70億人とすれば、単純に人口でみると70倍の市場のポテンシャルがあります。海外での利用者を増やすために、事業のスピードアップを図るとともに、グローバルにリーダーシップを発揮できる人材の採用と育成に取り組んでいます。

— その中で経理・財務に求められているのはどのようなことでしょうか?

「ミッションの実現に貢献すること」の一言に尽きると思います。経理・財務の領域で「ミッションは直接関係ない」という会社もありますが、当社のミッションは会社の存在意義です。例えばミッションの実現を重視するという話でいうと、当社の中期経営計画(中計)には、売上目標も利益目標もありません。目標を立てると、枠が決まってしまいます。その枠を超えられない発想になってしまうため、敢えて数字を入れていません。会社の運営上、いわゆる予算は持っていますが、「守る領域」と「攻める領域」とに分けており、枠にとらわれないための施策を行っています。また、現在は「投資フェーズの10年」として戦略的に投資をすると決めているので、そういった予算に対する考え方の中ではお金を使っていないことの方が悪いことかもしれません。攻めの部分では、グローバルでどのようにリソースアロケーション(資源配分)をするか、つまり「お金の使い方をどうするべきか」「お金を有効に使うためにどうしなければいけないのか」を考える必要があります。経理・財務としてはその判断に資するアウトプットをだすことが求められる要素の一つです。

しかし、今の投資の話でいうとやみくもに投資をすれば会社は存続できなくなります。「守らなければいけないもの」があって、一方で「お金も使わなければいけない」。ミッションを実現するには、それは絶対にミックスできません。ただ、株式市場では継続的に成長を続けていかなければならないというプレッシャーがあることも事実です。海外で事業が拡大すると、投資額が増え、当然ながら利益は下がっていきますが、機関投資家、個人投資家も会社の成長を10年も待ってはくれません。株式市場の常識と、経営の目線が若干ずれているというところに難しさを感じる場面もありますが、投資ができているうちはミッションの実現に向けてある程度の自信をもって前進できていると感じています。

GoodではなくGreatを目指して常に成長を

— 財務や経理で求める人材のイメージを教えていただけますか?

当社のコーポレート部門は目標が非連続的で、例えば「前年比103%」といった考え方ではなく、5年後は今の延長線上にはないと思っています。そういった状況の中で、当社の財務や経理の人材には、日々の業務を行いながらも、常に本質と目的を見据えて、「本当にこれで良いのかどうか」を考えながらやっていく姿勢が求められます。一般的に考えられる財務や会計業務では、多くの場面で「ひたすら目の前のタスクをこなす」ことが求められたり、「タスクを高速でこなせる人」が重用されたりすると思います。しかし「タスクを速く多くこなすことができ、これからもそれだけをしていきたい」という人材は、当社が求める人材ではありません。そういったスキルは、ある意味どんな職場でも身につけることができます。当社でイメージするのは、もちろん基本的なスキルを持っていることは前提として、自分の経験の延長ではない新しい課題に対して挑戦し、本質的な課題解決についてゼロベースで考えられる方です。もしくはそうなりたいと望み、その素養をお持ちの方です。具体的なイメージとしては、自分がやっていることが本当に最善なのかを考えて、「常に上を感じて上昇していきたい」「目線を上げていきたい」と思える方となります。

当社にはMissionとValuesに加えて、当社として信じていることとしての「Truths」を掲げており、その中に、「GoodはGreatの敵である」という言葉があります。GoodだけをやっていてもGreatは達成できないという考えです。本質的な課題解決から逆算をせずに、Goodだけを求めることはやめようということです。コーポレート部門でいえば「満足してGoodに入ってしまう」、あるいは「自分の得意領域にこだわる人」はフィットしないと思っています。例えば、決算などを経験してきた経理の方が「キャリアの幅を広げるために、資金調達業務を行いたい」というと経理の域を出ていません。そうではなく、経理担当者でも「ミッションを実現するためには?」という視点を持ち、その実現のためであれば「総務を担当してください」と言われても「やれると思います」とポジティブに取り組める人。自分の成長とGreatを実現するために、努力を継続できる人がビジョンにフィットする人材です。

— 転職活動中、または転職を検討中の会計士へメッセージをお願いします。

当社は、常に本質を考える「頭を使う会社」です。例えば、私がクックパッドに入る前ですが、創業者の佐野が上場する以前に「株主総会を毎年開く必要があるのか?」と質問したという話があります。つまり、世間一般的には当たり前とされていることに対しても疑問を持ち、それを何のためにやるのかということを理解しておく必要があるということです。

何をやるにしても、「何のためにやるのか」「ゴールを達成したときの成功の姿はどういう状態なのか」を考える続けることが非常に重要です。何かをやると決めた時にそれが正しいのかという評価をすることは、「目的に合っているか、またその結果として自分たちが目指す理想の姿を目指せるのか」という問い掛けにもなります。これはとても頭を使う行為です。ただ、常に本質を考えていく場合と、何も考えずにやみくもに数をこなすのとでは、同じ期間・同じ仕事をしたとしても成長の度合いが大きく異なります。当社では常に本質を問うので、他社と比べて成長の度合いがはるかに大きくなるでしょう。実際、私も入社して2年半になりますが、成長の度合いは過去の仕事の中で一番だと思います。そしてそれは「自分で決断し、どれだけ動けたか」で決まります。その点では、新しいことにチャレンジしたい方であれば、本人次第で思う存分に「挑める」会社だと思います。

現在、当社は第二創業期として、さまざまなことを変えていくフェーズにあります。仕組みを含めてグローバルな組織を創造している最中ですので、いろいろと大変なこともあることは事実です。エベレストの山を登っているような感じで、登り切れたら素晴らしい世界が待っているのでしょうが、登っている最中はとてもつらいものです。その大変さを共有しながらも、頂を一緒に目指せる仲間を待っています。

PROFILE

犬飼 茂利男Morio Inukai

クックパッド株式会社 / 執行役 コーポレート領域・CFO / 公認会計士

犬飼 茂利男 クックパッド株式会社 / 執行役 コーポレート領域・CFO / 公認会計士
1995年10月
朝日監査法人(現 有限責任あずさ監査法人)入所
2007年7月
ゴールドマン・サックス・リアルティ・ジャパン(有)入社
2011年11月
(株)ベンチャーリパブリック入社
2016年7月
当社入社 財務担当VP、財務本部長
2016年11月
同社執行役(現任)

上司の声

クックパッド株式会社 執行役・CTO 成田 一生

ミッションを信じ、ユーザーの課題を解決することが最重要事項

クックパッドのミッションは「毎日の料理を楽しみにする」です。有料会員事業が一番大きな収益になり、上場も果たしています。つまり、ミッションと収益事業が一致している幸せな会社です。ミッションに共感して、情熱が持てるかどうかはすごく大事なことです。世の中では外食や中食(テイクアウトやデリバリーなど)が増えて、大量生産・大量消費が主流ですが、その中で料理をする人を増やす意味や意義は何なのかを常に考えています。

当社では、「料理が好きです」「クックパッドを使ったことがあります」という程度にとどまらず、その先にある課題を解決し、「世の中を良くしたい」という思いを持った方や、料理を起点とした社会の好循環に可能性を感じる方に入社していただきたいと思っています。また、「ユーザーの課題解決」を重要視し、そこに収益を関連付けるという順番で物事を考えています。毎日料理をしている方が何に困っていて、どうしたら料理をすることが楽しみになって「明日も料理をしたい」と思えるようになるのか。「料理を楽しむ人が増えれば世の中も良くなるに決まっている」と何の疑問もなく思える方にとって、やりがいを感じられる環境といえるでしょう。

クックパッド株式会社 執行役・CTO 成田 一生

人事の声

クックパッド株式会社 人事部 採用グループ 中途採用チームリーダー 冨永 麻美

本気で課題に取り組んでいきたい人にとって、やりがいのある職場

執行役の犬飼は、冷静で、「ミッションを実現するために、どのようなアクションプランに落とし込むべきか」という思考プロセスがしっかりしていますし、本質的なものの考え方をする方だといつも思っています。クックパッドという環境を楽しめるのは、「毎日の料理を楽しみにする」というミッションに心から共感できる方。そしてミッションの実現に対して情熱・行動力を持っているかどうかを、とても大事にしています。

当社では半期ごとに目標を設定し、人事評価をしています。実際の評価では上長のほか、自分が評価してほしい人の意見をもらいますし、採用も人事評価と同じ3つの基準で見ています。 1つ目が「課題発見」。本質的な課題発見ができるかどうか。2つ目は「具現化」で、見つけた課題に対して自分で解決策を考え、固定概念にとらわれずに行動できるかどうか。最後は「研鑽・育成」です。研鑽し、最終的に自分が持っている課題解決や具現化のリーダーシップが他者に影響を与えているかどうかです。クックパッドは、サービスのイメージから家庭的な会社と思われがちですが、ストイックな側面もある会社です。解決する価値のある課題と向き合って仕事をしていきたい方や、当社がこれから成し遂げたい世界観に共感できる方。そんな方々と一緒に働きたいと、心から思っています。

クックパッド株式会社 人事部 採用グループ 中途採用チームリーダー
冨永 麻美

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