企業情報の収集方法

企業情報にはいろいろな種類がある

ひと口に「企業情報」と言っても、その企業が公式に発表しているニュースリリースや企業サイトの情報、IR情報、求人情報、 また第三者の調査機関による与信情報や経営状況情報、そしてクチコミサイトによる評判など多くの種類があります。
それらの情報をどう収集し、どう活用するかについてご説明します。

求人情報と投資家向け情報

皆さんが転職活動をする際、真っ先に参照するのが求人情報ではないかと思います。求人情報を見て興味を持った会社のウェブサイトなどを見て どのような業務内容・規模・社風の会社かを判断してからエントリーを検討するのが一般的な流れではないでしょうか。
しかしその際、もしその会社が株式上場をしているのならIR情報や投資家向けの株式投資関連情報もリサーチしてみて欲しいのです。
一般的な求人情報は、どのような仕事か、どんな人材を欲しているか、どんな条件での募集かなどといったことはわかりますが、 その会社の全貌がわかりにくいという問題があります。その点投資家向け情報では、その企業がどのような分野での成長を目標としているかといったことがよくわかります。 また、株関連のサイトやブログを社名とあわせてチェックしてゆくと、一般投資家がその企業の現状や将来性をどのように評価しているかを知ることもできます。

財務諸表を読む

経理職の方であれば、転職を検討する会社の財務諸表を見て経営状況を判断するのは当然のことと思われますが、それ以外の職種の方でも見ておくべきでしょう。 すべての財務諸表を読み解くのは無理にしても、大まかな財務状況くらいは把握できる程度に「企業の数字を読む」力を養っておくことをお薦めしておきます。 特に営業職関連の方には重要なスキルとなるはずです。
また、金融庁が公開している「EDINET」というデータベースがあります。これは証券取引法に基づく有価証券報告書等の開示書類に関する電子開示システムとなっていますので、 個人投資家にもよく利用されています。

企業クチコミサイトを利用する際の注意

最近、自分が在職したことがある企業に対するクチコミを投稿する「クチコミサイト」を参考に転職先を選ぶ人が増えてきました。
「その企業に在籍したことがある」あるいは「内情をよく知っている」という人の意見は他ではなかなか得られない貴重な情報です。 しかし、そこに書かれてあることをすべて真実と受け止めることには問題があります。 ある程度の規模の会社になれば、その企業に対する評価や印象は個人差・部署の違い・退職時のポジションの違いによって大きく異なるはずです。 また、書き込みされたまれたひとつひとつの情報が本物かどうかも確認する手立てはありません。
ひとつの企業について膨大な情報を集め、クチコミに関しても一定以上の数を読んで、全体的な参考のひとつにするというのであれば構わないでしょうが、 いくつかの書き込みを読んだだけでその会社に固定観念を持つことは非常に危険です。

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