職員の募集にあたり、多くの会計事務所で求人対象となる「即戦力人材」は、売り手市場のため、競合事務所との奪い合い競争に巻き込まれます。特に、税理士試験の受験者は若年層が2011年から約50%減と大幅に減少。さらに業界内の高齢化の影響もあり、即戦力人材の転職希望者を各社で囲い込むような動きが強まっています。
そこでこの問題を解決する方法の一つが「若手(未経験者)の採用から人材育成」です。
2021年3月現在、求人広告の媒体(Indeed)にて「未経験者歓迎」としている会計事務所は、全体の10%程度。未経験者の採用は人材の競争に巻き込まれないブルーオーシャンと理解しつつも、いざ未経験者を採用するとなると、現実には下記のような声が聞こえてきます。
・未経験者を採用しても、育て方がわからない
・採用しても「背中を見て学べ」という方針だったため、早期退職をさせてしまった
・そもそも先輩社員が自分の業務で手一杯で余裕がない
このように「採用しても、どうしてよいかわからない…」という所長さんが多くいらっしゃいます。
そこでジャスネットコミュニケーションズは、「このような採用にまつわる課題を何とかしたい」「若手未経験者にもっと会計事務所の魅力を知って欲しい」という想いからスタートアップ税理士法人とともに、これまで培った採用から育成のノウハウまでを余すことなく共有し合う場を作ることにしました。
そこで、まずは「採用」をテーマに、成長する会計事務所だけが知っている「よい求人票の書き方」「ダメな求人票の書き方」」を例に、「優秀な若手人材が集まる求人票の書き方」についてお伝えします。
求人票の作成にあたって、下記のNG行為をしていませんか。
・求人票の作成が面倒だからと、過去の内容をずっと使いまわしている
・他社の求人票を参考にして、なんとなく作成している
・転職エージェント会社の営業担当に、無茶な希望だけ伝えて任せっきりにしている
お伝えしてきたように今後の会計事務所の採用を考えた際、「若手(未経験者)の採用から人材育成」は避けて通れません。「魅力的な求人票を作成」することで、「長期的に活躍してくれる人材が集まり」、その結果として「事務所経営が安定し、さらに発展していく」という流れが作れるでしょう。
ジャスネットとスタートアップ税理士法人は「会計事務所業界を少しでも良くしたい」という想いを元に日々の活動をしています。だからこそ、同じ業界の仲間に共有できることは共有し、一緒になって考えていきたいと思っています。少しでも興味をお持ちいただけた方は、ご参加ください。