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経理 30代の転職成功事例

“公認会計士試験浪人”のブランクをものともせず会社を選べる立場に

S.Hさん 30代 男性のイメージ

S.Hさん30代男性

転職前
  • 勤務先――
  • 職 種――
  • 年 収――
転職後
  • 勤務先不動産投資、人材サービス
  • 職 種経理
  • 年 収350万円

POINT転職成功のポイント

  • 公認会計士試験対策で得た知識で年収ゼロから350万円に
  • 職務経歴書の代わりに「自己経歴書」で素養をアピール
  • 公認会計士試験の勉強内容を熟知したエージェントのサポート

公認会計士試験の受験に専念し、気がつけば30歳に

公認会計士試験の受験生だったS.Hさん。
最終合格の寸前まで行きながら、あと一歩及びませんでした。

大学を卒業後、公認会計士試験の勉強に専念してきたS.Hさんでしたが、あと1年、あと1回となかなか受験生活から抜け出せないまま30歳に。
有名大学は卒業したものの、なにも結果が残らず、苦しい想いを胸に弊社に相談にいらっしゃいました。

就職するためにまず始めたのが、現状の分析です。一般的に、30歳という年齢に達して職務経験が一切ないという現状は、かなり厳しいものです。
S.Hさんも、自分が置かれている立場や状況をよく理解しており、とても不安を感じていました。
そこで、勉強に費やしてきた期間、つまり、社会人としてのブランクをどう埋めるかを考えることになりました。

ポイントとなったのが、公認会計士試験の勉強で学んできた知識でした。「その知識を打ち出していく」と方針が固まりました。

「職務経歴書」の代わりに「自己経歴書」でアピール

S.Hさんには社会人経験がありません。
中途採用に応募する場合、履歴書と職務経歴書を提出するのが一般的ですが、S.Hさんは職務経歴書が書けません。
そこで、職務経歴書の代わりに「自己経歴書」というものを用意してもらうことにしました。
会計士の勉強を通じて得たことはもとより、アルバイトの接客の経験で学んだこと、学生時代のゼミやサークル活動での経験に触れ、その知識を会社でどう活かしていきたいのかなど、自分が歩んできたこれまでを、かなり踏み込んだ形で文章化してもらいました。

S.Hさんは、こちらから細かく指示しなくても、しっかりとした内容のものを書いてきてくれ、内容はもとより、文面からにじみ出てくるS.Hさんの人柄が、選考にプラスに働いたと考えています。

ちなみにS.HさんはTOEIC795点の英語スキルを持っていました。
応募した会社では必須ではありませんでしたが、語学力を求める会社は少なくありません。
判断の材料になった可能性はあると考えています。

勉強してきた知識を前提に、個人の素養を担当者にプレゼン

S.Hさんは、ご自身でも何社か応募していたようですが、うまくいきませんでした。

弊社は会計・経理に特化した人材会社ですから、公認会計士試験の勉強への理解や、その知識を会社でどう活かしていけるか、どう使えるかを、熟知しています。
それらを、あらかじめ企業の人事担当者や経理担当者に伝えることによって、門戸を広げていただくことが可能です。

S.Hさんの場合も、勉強してきた知識を前提とし、その上で「素養を見てください」と応募企業に話を持ちかけたので、スムーズに選考を進めることができました。
その結果、事業会社2社から内定をいただき、S.Hさんは不動産投資と人材サービスを手がける会社に就職しました。

後日、S.Hさんに話を伺ったところ、「公認会計士試験の勉強のみで実務経験がなく不安に思っていたことを理解してくれたこと、いろいろな可能性を探りながら方向性を定めて、どう自分をPRしていくかを一緒に考えてもらえたことが大きかった」と感想をいただきました。
最終的に2社から選ぶ立場になれたことも、自信につながったようです。

石黒 健次のプロフィール

担当エージェント

石黒 健次 Kenji Ishiguro

大学卒業後、商社系の旅行会社に入社し、商社の旅行の手配や新店舗の立ち上げに従事。その後、大手の資格系の学校で、資格やその勉強で得た知識を活かした就職や転職支援業務に携わる。会計や監査法人業界に詳しく、多くの会計事務所や税理士法人との太いパイプを構築してきた。信頼関係を築くことからコンサルティングを開始し、その人の志向性や素養に合致したさまざまな提案を行うのが信条。趣味は鉄道旅行。

【専門領域】
  • コンサルティングファーム、シンクタンク
  • 上場企業、大手企業、ベンチャー企業

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